 | 角川春樹事務所 発売日 : 2014-08-01 |
堂場舜一著"ターンオーバー"を読みました。
いろんなスポーツの出来事の短編集です。
"連投"
高校野球の投手の話です。
高校野球では投げられる投手はそんなにいません。
疲れているのに投げ続けて体を壊してしまう投手も
でてきます。
"インターセプト"
アメリカンフットボールの話です。
一年生に瞬足の徳田が入ってきました。
どういうわけか徳田にパスをすると相手チームに
奪われてしまうことが続きます。
"失投"
やり投げの話です。
織田はやり投げの一人者です。
しかし年齢も高くなり怪我をしたこともあり
いろいろ悩みます。
追いかけてくる若手はどんどん記録を伸ばしています。
"ペースダウン"
マラソンの話です。
箱根駅伝の走者の穴川は実業団入りが決まっています。
初のマラソンに挑みます。
"クラシャー"
大学ラグビーの話です。
ラグビーというのは怪我が付き物です。
五十嵐は毎年怪我をしています。
"右と左"
プロ野球の話です。
最下位になると思わていたチームが明日の試合しだいで
上に上がれるかもしれない状況になりました。
監督は先発投手を誰にするのか決めかねていました。
スポーツというのはたいへんな世界ですね。
読んでいる限り楽しくてやっているように見えません。
なぜスポーツをするのでしょう。
スポーツをしない者にはよくわかりません。
最初の話は読んだことがあります。
別の本にも収録されていたのでしょうか。