東野圭吾著"無幻花"を読みました。
難しい話なのかなと思いつつ読みはじめましたが
さらっと読めます。
何組かの家族が登場します。
彼らに繋がりが出来て事件に関係していきます。
黄色のアサガオが主題の話です。
秋山梨乃はオリンピック候補となった水泳選手
でしたが今は水泳から離れています。
従兄の鳥居尚人はバンドを組んでミュージシャン
として生きていこうとしていました。
彼はそんなそぶりを家族に感じさせなかったのに
夜に家の窓から飛び降り自殺をしました。
梨乃や尚人の祖父が秋山周治です。
リタイア後一人暮らしで植物を育てて過ごして
いました。
梨乃は祖父の撮った植物の写真をブログにアップ
するのを手伝っていました。
黄色の花の写真をアップするのを止められました。
梨乃が祖父の家を訪ねると祖父が殺されていました。
早瀬亮介は刑事です。
以前に息子の裕太が万引きを疑われたことがあります。
裕太のカバンに品物を入れた者たちを追っかけて
いき、裕太の疑いを晴らしてくれたのが殺された
周治です。
梨乃は祖父の死後に黄色の花をブログに載せます。
連絡を取ってきたのが蒲生要介です。
花を削除するようにいいます。
要介の家に出向いて行って弟の蒼太と出会います。
蒼太は大阪の大学院生です。
要介が警察庁の人だとわかります。
梨乃は黄色の花を咲かせた鉢が持ち去られていることに
気づきます。
蒼太は朝顔市で出会い、中学の夏休みの間付き合った
伊庭孝美が突然連絡を絶ったことを忘れられません。
彼女が尚人の後のメンバーとして演奏をしている
のを知ります。
梨乃と蒼太はいっしょに事件を調べ始めます。
いろんな人たちが黄色い花で繋がっていきます。
黄色の花の秘密は興味深いものでした。