東川篤哉著"探偵部への挑戦状 放課後はミステリー
とともに2"を読みました。
題名のとおり放課後はミステリーとともに"の続編です。
連作短編集です。
高校の探偵部の霧ヶ峰涼が主人公ですが事件を解くのは
それぞれの話で違います。
"霧ヶ峰涼と渡り廊下の怪人"
全編にも登場の陸上部の部長の足立駿介が渡り廊下で
気を失っていました。
側には陸上部の三人の男子がいました。
三人以外の足跡がありません。足立の足跡もありません。
"霧ヶ峰涼と瓢箪池の怪事件"
学園祭の最中、涼たちは学校の瓢箪池の所で大島淳史が
女性に棍棒で殴られ池に落ちるのを目撃しました。
棍棒で殴られたのに傷はナイフで切られたものでした。
犯人は逃げる時に何も持っていませんでした。
"霧ヶ峰涼への挑戦"
ミステリー研究会の大金うるるから事件を解く挑戦を
うけます。
ミス研が創作した事件が実演され涼は現場を検証したり
用意された目撃者から話を聞いていきます。
"霧ヶ峰涼と十二月のUFO"
学校近くの教会の前で牧師さんが後頭部を殴られ倒れて
いました。
地学の池上冬子先生と涼がその場に行きあわせました。
足跡は牧師さん以外にありません。
"霧ヶ峰涼と映画部の密室"
涼は映画部に借りたDVDを返しに行って休んだ部員の
変わりをするよう頼まれました。
部室へ帰ってみると40インチのテレビが消えていました。
壊れたテレビは見つかりましたが、部屋の入り口はずっと
見ている人たちがいました、
誰もテレビを持ち出されたのを見ていません。
テレビはどうやって持ち出されたのでしょう。
"霧ヶ峰涼への二度目の挑戦"
またしてもミス研から挑戦を受けます。
雪が積もった無人の家にいた涼ら二人がいました。
飲み物を飲んで眠ってしまった涼ですが気がつくと
もう一人が殺されていたという設定です。
"霧ヶ峰涼とお礼参りの謎"
卒業の時期には三年生が先生にお礼参りをすると
いいます。
涼たちは鯉が泳ぐ池の近くにいました。
体育の教師が棍棒で首を打たれ池に落ちるのを
目撃しました。
犯人は手に何も持たずに逃げました。
学校を中心にしたちょっとした出来事の謎を
解く話です。
内容は悪くないけどなんだか読みずらいです。