吉永南央著"糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ"を
読みました。
シリーズの4冊目です。
本を読んでいて、本の中に入り込んで身近な出来事と
感じることができるものもあれば、遠くてぼやっと
感じるものもあります。
この本は遠いです。
靴の上から掻いているような感じでなんだかわけが
わからなくなってきました。
いったい何がいいたいのでしょう
和食器とコーヒー豆を売っている杉浦草が主人公です。
草はヤナギ・ショッピング・ストリートの手芸品店へ
買い物に行って車に轢かれそうになり電気店のマスコット
人形へ倒れ込み壊してしまいました。
ヤナギは長屋式の店舗で大家は手芸店です。
弓削真澄という女性の建築士に依頼してリホームを
しようという話が起こっています。
今は使われていないうどん屋の店舗には秘密が
あります。
有名な陶芸家の古谷敦が訪れたことがあります。
彼の作陶の転機になった出来事がここで起こりました。
古谷の研究家のアメリカ人のジェイコブソンはずっと
古谷の作品を探しています。
草を轢きそうになった車の運転手の佐々木はジェイコブソン
に雇われており探し物を見つけ出せれば成功報酬が
得られます。
弓削も建築で失敗したため、ジェイコブソンの
助けを受けることになり古谷の問題に関わって
きます。