宮下奈都著"メロディ・フェア"を読みました。
小宮山結乃、東京の大学を卒業して故郷へ帰ってきました。
化粧品会社のビューティパートナーとしてモールの
化粧品カウンターで働くことになります。
一流の会社ではなくお客さんはあまりきません。
先輩の馬場さんを指名するお客さんばかりです。
買わないでおしゃべりにくるお客さん。
鉄火面といわれている厚化粧の人。
お化粧をしたことがない中学生。
一流のお店で買えないことをはずかしいと思っている人。
いろんな人がやってきます。
両親は結乃が子供の時離婚しています。
母と妹の珠美と暮しています。
確執があります。
妹は化粧はぜったいにしたくありません。
父親が家を出て行ったことに関係があります。
心に問題を抱えた小学校時代の友人と再会しそっと
助けになってやります。
妹とのわだかまりを少しずつ解きほぐしていきます。
軽い本です。
仕事小説ですが仕事に邁進するんだという気負いは
ありません。
化粧は心を救う、みたいなところがあってこれは嫌です。
そういう人はいるでしょうけど、すべての人に当てはまる
とは言えません。10/23