日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
バナナの仲間・“琉球糸芭蕉”の花
バナナかなと思ったら、名前が“琉球糸芭蕉”とありました
群馬・高崎の植物園内の温室で見つけたものです
原産地は熱帯アジアで、日本では鹿児島県の南部から沖縄にかけて栽培されています
“琉球糸芭蕉”は、バショウ科バショウ属の常緑多年草です この名の由来は、古い時代に“リュウキュウバショウ”の茎(偽茎)の繊維から芭蕉布を織ったことによるのだそうです
芭蕉布は手触りが良く現代でも少量が生産されているそうです
草丈4~5mくらいになる見上げる高さです
茎の陰から、大きなロケット型のツボミ(?)が見えます
アップしてみたのですが、残念ながら花は見つけられませんでした
開いたガクの隙間から、黄色い花が咲くはずなのですが、これからなのでしょうか
まるで船の碇みたいな感じです いや古代人のハンマー投げのハンマーみたいです
“エクメア・ファッシアータ” → 別名:“シマサンゴアナナス”
昨日に続いて・・・群馬・高崎の植物園にある温室の中で、すごく派手な花が咲いているのを見つけました
“エクメア・ファッシアータ”と名札のついた観葉植物で、和名を“シマサンゴアナナス”と呼ばれています
“シマサンゴアナナス”はパイナップル科エクメア属の常緑多年草で、原産地はブラジルです
樹木や岩に着生する着生植物で、根際から生える葉は濃い緑色をし、厚く硬質で、幅の広い線形(長さ50cm、幅6cm程度)をしています
株はロゼット状で基部は筒状となり、その中に雨水をためて水を吸収しているのだそうです
葉には白い横縞が入り、縁には硬い棘があります
この縞はこすれば取れる「吸収鱗毛」と呼ばれるもので、養水分を吸収する役割を果たしているのだそうです
“シマサンゴアナナス”の開花時期は不定期だと言われます
まるで花火のような花にみえますが、実はこれは苞で、実際の花は苞の間から出て、淡青紫色に咲く
小さな形をしています 今回は見ることが出来なかったのですが、エキゾチックな風情と言われるこの花の寿命は数日間と短いですが、豪華な苞は3ヶ月以上鑑賞できるそうです
“シマサンゴアナナス”の花言葉は、 「 他人を思う気持ち 」 です
“アロカシア・アマゾニカ”は仲直りに役立ちます・・・な~んでか!?
先だって覗いた群馬・高崎の植物園で、ちょっと変わった葉形の観葉植物を見かけました
“アロカシア・アマゾニカ”というサトイモ科のクワズイモ属の多年草です
“ アロカシア・アマゾニカ”は“ローウィー”と呼ばれる“ナガバクワズイモ”と“サンデリアナ”の交配種で、心臓形もしくは矢じりのような形の葉は葉脈のくっきりしたメタリックな濃緑色をしています
短い根茎から葉を4~6枚出し、多肉状になり、最近は温室観葉植物として多く裁植されてきているそうです
熱帯アジアに約70種が分布し、九州や四国南部に自生している “クワズイモ” の仲間ですから、食用とはあまり向かないようです
葉の模様を眺めていたら、なぜか男鹿半島の「なまはげ」の顔を思い出し、おかしくなりました
“ アロカシア・アマゾニカ”の花は薄緑色の仏炎苞をつけます
この花言葉は、「 復縁 」 、「 仲直り 」 です
花というよりは観葉植物として人気があり、室内インテリアに一番取り入れやすいので、贈り物にいいよと生まれた花言葉ではないでしょうか!?
という事は葉言葉でしょうが・・・ね
喰えない話し・いや喰えない芋ばなしでした・・・お粗末!!
“朴(ほお)の木 ”の葉が積もって
毎日寒さが増してきていると、テレビのお天気解説者(→気象予報士というらしい)が話しています
つい先頃まで暖かさが感じられていたのが、この所の風の冷たさは冬を運んできたようです
群馬・高崎の観音山丘陵を少し歩いてきました
枯葉が一杯散り積もっています
頭の上から、“朴の木 (ほおのき)”が大きな葉をはらりと一枚落としてきました
見上げた先の真っ青な空、真っ白な雲 何枚かの葉を残すのみになった“朴の木”が空に向って枝を拡げています
“朴の木”はモクレン科の落葉高木です 日本特産で、山林中に自生し、樹高30m、直径1m以上にもなる大樹です
葉柄は3~4cmと短く感じますが、葉は長さ20 cm以上、時に40cmにもなる大形の倒卵形をしており、枝先に集まってつきます
緑の葉は白っぽい明るい緑で裏面は白い粉をふいて見えます そんな葉が今はすっかり茶褐色に変化して、地面を覆っています・・・まるで茶色の絨毯です
“ホウ”の葉(朴葉)は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉餅などに使われています 落ち葉となった後も、比較的火にも強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌、朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用される事がしられています
ちょっとしたアイデァといえますが、葉が大きいので古くは山家においては食器代わりに食物を盛るのに使われたと聞きました
なんかとても抒情的でいいなぁ~
ふと枯れ葉の上に、まるで置かれたように並んだ“ホウ”の果実を見つけました
この果実は袋果で、沢山の袋がついており、中の各袋に0~2個の種が入っているそうです
見つけたこのときは中を見ないで来ちゃいましたが、森の小動物にはディナーかな!?
“カラー”の果実って見たことありました!?
カラーの花は花屋さんなどで良く見るけど、果実を見たのは初めてです
先日群馬・高崎の植物園を覗いてきました
園内にある温室園の片隅で、カラーが植えられていました 花の時期でないので、あまり目立っていなかったのですが、よく見ると果実が出来ているのを見つけ、なんか貴重な発見をした思いです
“カラー”はサトイモ科の多年草で、熱帯アフリカ原産の球根類で、日本には江戸末期にオランダから渡来したのだそうです
花の形が“水芭蕉”に似ています
“水芭蕉”の事を和名では“カイウ”というそうですが、“カラー”は別名を“オランダカイウ”と言うそうです
水湿地を好み、草丈は50~80cmになり、花茎の先端に漏斗状に巻いた真白い10~20cm大の仏炎苞(ぶつえんほう)をつけます
葉は長い柄があり、三角状卵形で、基部は心臓形です
花は黄色で花序軸上に密集して、苞に包まれ肉穂花序となって直立しています
“カラー”の白かった仏炎苞がフチが茶色がかって、中央の黄色の肉穂花序は緑にそして茶色くなって・・・これって“カラー”の実なのかな!?
“カラー”の真っ白い花の印象が強いから、こんな果実の姿があるなんてしらなかったなぁ~
ちょっと気品を感じる“カラー”の花言葉は、
「清純」、「乙女のしとやかさ」、「情熱的」、「熱血」、「歓喜」、「素晴らしい美」 です
“カラー”の花が散って実になると、あの優しさからなんとも棍棒のようなたくましさをも思わせるゴツゴツしたものに変身とは・・・自然の妙味です
“クランベリー”→和名:オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃)
スーパーの花木コーナーに置かれた鉢植えされた“クランベリー”に、小粒の可愛い実がついていました
先月中旬見つけ、写真を撮ったままで放ってありましたから、時期を失してしまいましたが、画像をもう一度眺めたら、果実の表情がとてもいいので、載せたくなりました
“クランベリー ” とはツツジ科ツルコケモモ亜属に属する高さ10cm程度の矮小な常緑低木の総称で、北半球、寒帯の酸性沼地に見られます
“クランベリー”の名の由来は、クランベリーの花が花開く前、茎、萼、花弁がツルの首、頭、くちばしに似ているからついたと言われ、17世紀、アメリカのイギリス系移民が名づけたそうです
“クランベリー”の花がダークピンクで反り返った花弁をもつ姿であり、茎、萼がツルのくちばし、首、頭に似ている事から、“クランベリー”の名の由来になったそうです
実は生り始めの白っぽさから熟すとピンク色から深紅に色付きます
“クランベリー”の果実はとても酸味が強く、生食には向かないようですが、菓子やジャム、ジュースの原料にされているそうです
クリスマスの時には七面鳥の丸焼きに使う「クランベリーソース」はつきものといわれ、アメリカでは果物出荷量のトップ3に入るほどの人気だそうです
成分はポリフェノールやビタミン、プロアントシアニジンを多く含み、動脈硬化予防、抗酸化作用による老化予防なると言われることから、日本でもじわりじわりと人気上昇しているのだそうです
健康食品として脚光を浴びてきた“クランベリー”の果実
酸性土壌の冷涼地で育てるのだそうで、関東ではなかなか難しいみたいだけど、今度ためしにチャレンジしてみようかな
勿論マイ菜園でだけど・・・、どうでしょう!?
“柏”の樹の黄葉
ぐっと寒くなり、周囲の山並みはすっかり雪を被ってきました
平野部でも早朝は毎日霜が降りはじめ、木々の葉も枯葉舞い散るようになってきました
数日前、群馬・高崎の観音山丘陵にある植物園に行ってきました 観音山一帯にしげる落葉広葉林の黄葉が今が盛りでした
丘陵の一画・傾斜地に造られた植物園は自然園風に作られ、園内は染料植物を中心に植えられています
園内の中央部に、1本“柏”の樹が植えられているのが眼につきました
この時期葉をほとんど落とす事なく茂っているのが、格別の姿に見えました
カシワ(柏)は、ブナ目ブナ科の落葉中高木で、日本全土にかけて生育しています
葉は大きく、縁に沿って丸く大きな鋸歯があるのが特徴で、秋に枯れた葉は春までついたままでおり、新芽が出るまでは落葉しないそうです
“柏”の葉には芳香があり、翌年に新芽が出るまで古い葉が落ちない特性から「代が途切れない」縁起物とされ、塩漬けしたりして「餅」を包んで、「柏餅」として食用に利用されるのは良く知られています
但し、「柏餅」の葉は、“柏”の若葉を乾燥させたもので、枯葉を使ってはいないようです 枯葉は硬くてあまり美味しそうではないですよね
“カシワ”は漢字で、「柏」と書き、語源的には、“柏”の字の旁の「白」は色の「しろ」ではなく、球果(松かさ状の果実)をかたどった象形文字なのだそうです
“柏”はヒノキ科およびスギ科のさまざまな針葉樹を意味しており、松以外の針葉樹の総称とされてもいるようです
「松柏」と言えば、針葉樹全体を指す事が出来るのですね
トチノキの花が咲いたって!?
ぐっと冷え込む日が続くようになりました 周囲の山も冠雪 が見られるようになって来ました
そんな寒くなってきたニ三日前、『“トチノキ”の花が咲いたよ』と、友人がいきなり携帯で時候の挨拶と一緒に送ってくれました
普段行き来のない友人ですが、私のブログを見ていて、情報提供の一翼を担ってくれたようです・・・『サンキュ~ 』
それにしても、『今頃“トチノキ”の花が咲くなんてね~。嘘じゃないのかな』と思っちゃいました
携帯画像をみたら、 “ベニバナトチノキ”の花 です
“ ベニバナトチノキ”は、北米南部原産の“アカバナトチノキ”とヨーロッパ原産の“セイヨウトチノキ(マロニエ)”の交雑種で、花期になった5~6月頃、枝先に長さ15~25cmの大きな円錐花序が直立し、雄花と両性花を付けます
話によると、脇枝が伸びて一部だけに花がついたのだそうです
たしかに花の陰に見える背景の枝間は、葉が落ちて、晩秋の気配が窺えます
今までも季節はずれの花を見ることはありましたが、“トチノキ”の花ははじめて見ました
天候異常で、植物も季節感がなくなっているのでしょうか!?
盆栽展で見つけた晩秋です
先週末ちょっと買い物ついでに立ち寄った関越道・藤岡ICの「道の駅・ららん」で、藤岡地区の盆栽愛好会による盆栽展が開かれていました
覗いてみてびっくり、なかなか見事な盆栽展です
「盆栽」とは、自然の風景を、植木鉢の中に切り取って作り出すところにあり、その植物の、野外で見られる草木の姿を、鉢の上に縮尺して再現することを目指すものだといわれています
自然の景観に似せる為には、枝を針金で巻いて固定し、屈曲させたり、あるいは岩石の上に根を這わせたりと様々な技巧を競うのも「盆栽」の楽しみの一つとされます
盆栽展は樹木を中心としたものが、メインに展示されていました
盆栽樹木は松、真柏、杜松、杉などといった松柏類、ウメモドキ、柿、花梨、ヒメリンゴなどの実を鑑賞するもの、ウメ、ボケ、サクラ、サツキなどの花物、カエデ、ケヤキ、ハゼノキ、タケなどの葉姿を鑑賞するものと区分けされています
盆栽展では松柏の盆栽もありましたが、季節柄紅葉し、秋を思わせる盆栽が眼を引きました
置かれた其々の鉢に近づいて、景観を想像してきました
真っ赤になった“もみじ”の色付きが見事でした
先日見た群馬・伊香保の紅葉 が眼に浮かびました
柿(ロウヤ柿?)の実が、たわわです サネカズラの実 の紅さが眼を引きました
ケヤキの立派な大木です ボケの樹の葉落ちの姿です
これ等盆栽は 枯葉舞い散った晩秋を思わせてくれました
盆栽で得られた人工的自然なのですが、私に思いがけず充分宇宙を感じさせてくれました
群馬県立公園・群馬の森の晩秋いや初冬です
数日前、群馬高崎にある 群馬県立・群馬の森 に行ってきました
県立公園・群馬の森は、緑を通じて人間性の確保と都市型公園の整備促進を図る目的から整備された公園で、1968年に明治百年記念事業の一環として、大規模に樹木を導入した地域の気候風土文化を活かした都市公園です
園内は県立「近代美術館」・県立「歴史博物館」があり、芸術や歴史にもふれることができます
訪ねたこの日、美術の秋にあわせて、第63回群馬県美術展が近代美術館内で開かれていました
ちょっと覗いてみた所、凄い数の作品が飾られており、力作ばかりでした
園入り口正面は約4haはあると言う芝生公園になっており、芝生公園片隅に建てられた近代美術館に晩秋の長い陽射しが案内してくれました
向って正面は、群馬を象徴して、巨きな馬の銅像 です (奥の建物が近代美術館です)
園内には自然豊かに多くの樹木が植えられています
主なものはシラカシを中心とした常緑樹林や、クヌギ、オニグルミ、エノキ、コナラ等の雑木林があり、四季折々の姿が楽しめます
若き馬の戯れの像 です ( 奥には黄葉の雑木樹林が広がっています )
シラカシの樹の根元には一杯のドングリが散らばっていました
近代美術館に行こうとしているのか、急ぎ足に老人が通り過ぎていきました
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