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“朴(ほお)の木 ”の葉が積もって

毎日寒さが増してきていると、テレビのお天気解説者(→気象予報士というらしい)が話しています

つい先頃まで暖かさが感じられていたのが、この所の風の冷たさは冬を運んできたようです

群馬・高崎の観音山丘陵を少し歩いてきました 

枯葉が一杯散り積もっています

頭の上から、“朴の木 (ほおのき)”が大きな葉をはらりと一枚落としてきました

見上げた先の真っ青な空、真っ白な雲                                                                  何枚かの葉を残すのみになった“朴の木”が空に向って枝を拡げています

“朴の木”はモクレン科の落葉高木です                                                                 日本特産で、山林中に自生し、樹高30m、直径1m以上にもなる大樹です

葉柄は3~4cmと短く感じますが、葉は長さ20 cm以上、時に40cmにもなる大形の倒卵形をしており、枝先に集まってつきます

緑の葉は白っぽい明るい緑で裏面は白い粉をふいて見えます                                                   そんな葉が今はすっかり茶褐色に変化して、地面を覆っています・・・まるで茶色の絨毯です

“ホウ”の葉(朴葉)は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉餅などに使われています                                                                                     落ち葉となった後も、比較的火にも強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌、朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用される事がしられています

ちょっとしたアイデァといえますが、葉が大きいので古くは山家においては食器代わりに食物を盛るのに使われたと聞きました

なんかとても抒情的でいいなぁ~

ふと枯れ葉の上に、まるで置かれたように並んだ“ホウ”の果実を見つけました

この果実は袋果で、沢山の袋がついており、中の各袋に0~2個の種が入っているそうです

見つけたこのときは中を見ないで来ちゃいましたが、森の小動物にはディナーかな!?

 

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