生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2018年05月13日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
小学生と大人の不安感は、どこが違うのか?「生き甲斐の心理学」では小学生と大人、あるいは赤ちゃんと高齢者、全ての人間、どの文化圏であろうと、その不安感は全く同じもの、と理解しています。当然、その内容、性質、強弱は違いますが、不安感をストレスの一つとして解釈しています。例えばお腹が空いて泣く赤ちゃんは思い通りの満腹感が無いので、お腹がすいて不安なので泣きますし、高齢者のある方は死ぬのが怖くて不安に思います。死んだら自分はどうなうのだろう、という不安もあります。このように比較文化論・比較宗教学を中心にした心理療法では、人類一人一人の生育史からくる「理想:こうありたい、あらねばならない、と言う願いのこと」と「現実」のギャップを不安感として把握し、その対処方法を学問として提示しています。ですから今日のテーは「小学生と大人の不安感は同じもの」として理解し、その生育史、状況での理想と現実のギャップをどう埋めていくか、そして、そのギャップを感じて苦しんでいる人々を、どう上手に解決させていくか、明るく元気に爽やかに人生を生き抜いていけるか、を誠実に対処していこうと努力している学問が、この「生き甲斐の心理学」なのです。第14章の大テーマ「奈良京都は何故私を幸福にするのか?」から外れているようですが、京都・奈良のお寺はすべて不安感の解消のために建てられたものが多いようですので関連は深いのです。過日、幸福とは何か、という質問が多数寄せられたので、この基本を理解していただく為に不安感の本質を書いているわけです。










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