生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2018年05月08日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
神聖な感情はどこから生まれてくるのか、という心理学上の問題です。世界各地には「聖地」といわれている場所があります。それぞれの民族がその聖地を訪ねては心に何かを感じて生きています。アフリカ、インド、中国、南米、それぞれの文化、宗教があり、それぞれ信仰している世界を持って民族は生きてきました。各地の文化、宗教を軽蔑すると、そこに大きな悲劇がうまれますので決して相手の文化、宗教を軽蔑してはいけません。さて、その聖地に立つと普通の人は、その雰囲気を感じるものです。「生き甲斐の心理学」では、その理由を「魂」が原因だと主張しています。アフリカで誕生した人類が数万年をかけて地球に拡大していくわけですが、気候、風土、地形で言語も変化し、感情表現も厳寒の地と熱帯の地では表現も異なってきます。こうして神話、民話、宗教、人間関係の在り方も、その地方、地方で独特の文化、言語が形成されてきましたが、遺伝子、ミトコンドリアの研究が進むと、ゴリラ、チンパンジーとは違いますが、ホモサピエンスは全く同じです。親族が死ねば美しい花をお墓にささげるように、古代から死者の魂を大事にしている文化があるように、死にゆく人々が大地に溶けゆくだけでなく魂がどこかに行くような文化、解釈が生まれてきます。この魂が神聖な感情を生むと言われています。神聖な感情を無視すると人は何故か心因性病理に冒されていく事実を私は大学病院で沢山みてきました。死後の世界については神聖に思索したほうが健全なようです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする