生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2018年05月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
希望力について思索します。エリクソンという学者はその性格発達論の中で生き抜く力は0才から2才の間に「希望力の原型」が決まると説いています。臨床心理学は人間の現象を見ては理屈を述べていきますので、世界の学者の所説にいちいち目くじらを立ててはいけません。ふん、ふん、と聞いていればそれで十分です。物理学や数学のような感覚で臨床心理学の原理にいちいち怒る人がいますが、無駄なエネルギーを消耗するだけです。専門家への道を歩む場合は世界の学会に乗り込んで、楽しみながら論戦する必要もありますが、喧嘩をしてはいけません。専門家になる場合は厳しい学問の世界で大いに論戦して下さい。しかし、暮らしの中のカウンセラーの場合はあまり論戦は意味がありません、喧騒めいた論戦は馬鹿馬鹿しく、いつも楽しく優しく語り合う必要があるだけの話です。さてこの生き抜く希望は赤ちゃん時代にお母さんが適当な時に、必要な時にお乳を飲ませてくれ、必要な時に、汚れたおむつを替えてくれれば、赤ちゃんは人を基本的に信頼する原型を身につけ、不信感を持ちませんが、放置されてお乳も、おむつも替えてもらえないと不快感からギャーギャー泣きだします。それでも放置されると周囲の人間を不信感でうけとめる性格が形成されていきます。こういう環境で、希望と信頼と不信感の原型が形作られていくようです。この傾向の自分に気づけば、人はまた、新しい道を見つけ、明るく元気に逞しく、爽やかに生き抜くエネルギーを、それなりに悟り、生きていけるように創造されています。この自分の疑い深い性格に気付かないと永遠に「邪眼の人生」を送る羽目になります。勇気をもって疑い深い自分の性格を認めた上で、この原理を意識化し、素直な人生を送りたいものです。




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