生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2018年05月27日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
一概には言えませんが、意志力と自律性のない大人は、幼児期、恥辱と疑惑を感じさせるような日々を送らせているようです。さて、どんな事でしょう?エリクソンという学者の論文だけを見ると、ああ、何ともまあ残酷に、こんな理論を平然として述べているのか、と若い頃反感を感じたことがあります。といいますのは、その人格発達論の中で、2-4才の時の幼児期に、何らかの体験から、親、兄弟、または周囲の人々から恥辱と疑惑を感じざるを得ない生活や体験に追い込まれた場合、その子は、自分の力では、どうにもならない日々ですので、段々と自律性を失い、意思力に欠落がうまれてくる、と論文に書いています。その事を、私はとてもがっかりして、これでは、人々は自分の人生に対して希望を持てないではないか、こんな幼児期の体験が人の人生を本当に左右するのだろうか、とエリクソンを馬鹿にした事がありました。若い研究学徒が陥りやすい傲慢です。私の学習不足からきているのですが今はこの理論のお陰で、とても有難い理論だと感謝しています。暫く幼児期の思い出の中にこの恥辱と疑惑の原型をもたらす出来ごとが、いかにその人の生涯を左右しているかを思索していきます。




















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