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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

この世の天国

2006年07月30日 | 第1章:愛の領域
終末治療の患者さんを私は2種類に分類しています。同じ癌で亡くなったYさんは<幸せな一生であった>、と言い、Hさんは<不幸の連続だった>と言う。さて、この世の解釈も2種類あるようです。心理療法では<幸福の条件;財産、地位等の物質を重視する幸福論>と<幸福感:日々の感情、心を重視する幸福論>を明確に分類します。つまり体験の解釈をどうするか、という問題です。古来から現代までの最高の知恵者達はこの世の真実を<涙の谷>と言い、宇宙も人間の世界も<万物流転するもの>、<不安が本質>と、解釈しています。厳しいようですがこれが真実です。そんな哀しい現実であればこそ、人と人が深く愛し合う、その世界、瞬間をこの世の天国と解釈しています。:<終末論:5-4>:

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