書く仕事

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NHK大河ドラマ「天地人」

2009年05月31日 22時44分20秒 | テレビ
天地人,毎週見ています.

篤姫も面白かったけど,この天地人は今までの大河ドラマにない魅力を感じます.
それは,主人公,直江兼続の人物の魅力が,武士としての才能とか大将としての器とか,いわゆる歴史小説上の魅力に固執せずに,人間としての魅力そのものを引き出している点にあるような気がします.

人が人に惚れるというのはどういうことなのか?ということをとてもよく表現できている気がするのです.

考えて見ると,今までなかったですよ.こういう大河ドラマって.

今までの大河ドラマを見ていて,物語としては楽しめても,あ,こんな主人公みたいになりたいな,とは決して思わないでしょう?

でも,天地人をみていたら,ああ,直江兼続みたいな人物になりたいなあって,真剣に思いますもの.もちろん,それは叶わないけどね.

ただ,それは,豊臣秀吉になりたくてもなれない,というのとはちょっとニュアンスが違うと思いませんか?

言っている対象が,才能とか,地位とかじゃなくて人間性なんですよね.

ちょっと,うまくいえないんだけど...

「兼続みたいな考え方」ができたらいいなあ.というと少し近いかも知れません.