書く仕事

ご訪問ありがとう!!ミステリー小説の感想を中心に,読書,日々の雑感,映画の感想等を書き散らかしています.

「MOMENT」本多孝好

2014年01月10日 22時04分34秒 | 読書
「MOMENT」本多孝好



水も空気も家族も,普段は全く意識せずに暮らしている私たち.
命もそう.
命はあって当たり前,生きていて当たり前,明日があるのが当たり前.
しかし,重い病に罹り,余命いくばくもないことを自覚した時,人は残りの生に何を求めるか.
死にゆく人の最後の望みとは何か?

病院で清掃のバイトをする大学生の「僕」名前は神田.
ある時,たまたま末期がんの患者の願いを叶えたことから,それ以後,次々に死に瀕した患者からの「最後の願い」を頼まれることになる.
ある時は切ない,ある時は怖い,ある時は許せない願いごとに対峙する「僕」だった.

命と心の微妙な化学反応.
サスペンスもあり,病院に出入りする葬儀屋の森野(女性)との微妙な関係もスパイスとなる.
大人のファンタジーってところかな.
子供にゃ解るまい.
へっ!
森野が主人公となる「WILL」の姉妹編とも言える物語.

恋するフォーチュンクッキー公式サイトサーフィン

2014年01月09日 21時32分48秒 | 日記
恋するフォーチュンクッキーには様々な公式動画があることは,皆さんご存知だと思いますが,偶然見つけた WORKS APPLICATIONS GROUP STAFF Ver. / AKB48[公式]がなかなかの出来だと思いました.
http://www.youtube.com/watch?v=Q6646zALMBw

まず,皆さんが楽しそうに,かつ真剣にやっている.
振り付けも相当練習しているのが伺える.
また,オリジナル通りだけでなく,テニスやゴルフ,楽器等様々なバリエーションの工夫がうまい.
監査役のオジサマ達も楽しいそうだ.

こういうビデオが作れるのは,とても良い会社なのではないかと思えるから不思議だ.

玉名ラーメン「千龍」

2014年01月05日 19時40分24秒 | 日記
玉名ラーメン「千龍」

今日は家族4人で,玉名ラーメンを食べに出ました.

場所は玉名市役所,郵便局の近く.
スナックや居酒屋が並ぶ繁華街の中にある「千龍」


食べログで評価が4.2ということで,かなり高評価.
夕方の部が午後5時に開店なので,30分前に行きました.
最初は誰もいませんでしたが,15分前に5,6人のグループが来ると,数分おきに2,3人ずつ到着.
5時の開店時には我が家を含めて17人が並ぶことになりました.



スープは豚骨ベースですが,油が少なく,非常にあっさり感があります.
この点が,女性やファミリーに受けているのだと思います.

私としても,この年になるとあっさりした方が好みに合うので,大変高評価です.

それにしても,玉名はラーメン屋さんの質が高い.

良いところに来たものだ.

「清須会議」三谷幸喜原作・脚本・監督

2014年01月03日 23時42分19秒 | 映画・DVD
「清須会議」三谷幸喜原作・脚本・監督



なかなか面白かった.
本能寺の変で信長が討たれてから,羽柴秀吉・柴田勝家の両重鎮が,互いに信長亡き後の主導権を争う虚虚実実の駆け引きを,三谷幸喜独特のユーモアで描いた戦国時代劇.
といっても戦争シーンは全く出てこない.
ほとんどが,清須会議と呼ばれる評定のシーンと,その間に繰り広げられる宴会シーンや談合シーンで占められる.

最初は勝家の男らしさと秀吉のいやらしさが描かれるが,後半はむしろ,勝家の視野の狭さと秀吉の天下人への壮大な野心が中心となり,主客が逆転する.

随所に三谷節が現れて,会話を聞いているだけで楽しい.

また,「素敵な金縛り」の六兵衛さんが落ち武者姿で登場したのも三谷さんのユーモアだ.
さすがにこのシーンではあちこちで笑い声が聞こえた.

よくできたエンタメ戦国映画だ.

歴史の復習にもなるし,とにかく楽しい映画だった.

かみさんの提案で,一家4人で見に行った.
4人で映画を見るのは,もしかして初めて.

1月2日(木)のつぶやき

2014年01月03日 02時56分16秒 | 日記

2013年に読んだ本

2014年01月02日 21時28分38秒 | 読書
2013年に読んだ本は25冊.

2冊を除けば,全て小説です.
以下,左から,読んだ順番,タイトル,著者名,ブログにアップした日付です.

*1 「ビタミンF」重松清 1月7日
 2 「桐島、部活やめるってよ」朝井 リョウ 2月3日
 3 「魔球」 東野圭吾 2月10日
 4 「破線のマリス」野沢尚 3月2日
 5 「カッコウの卵は誰のもの」東野圭吾 5月3日
 6 「望郷」湊かなえ 5月25日
 7 「ツリーハウス」角田光代 6月5日
 8 「私の嫌いな探偵」東川篤哉 6月9日
*9 「ガソリン生活」伊坂幸太郎 6月17日
 10 「ロスト・ケア」 葉真中 顕(はまなか・ あき) 6月26日
 11 「コンラッド・ハーストの正体」ケヴィン ウィグノール著 松本剛史訳 7月6日
*12 「みんなの秘密」林真理子 7月10日
 13 「沈黙の町で」奥田英朗 7月25日
 14 「銀河鉄道の彼方に」高橋源一郎 8月24日
 15 「知の逆転」(ジャレドダイヤモンド他ノーベル賞受賞者等へのインタビュー)吉永真由美 9月12日
*16 「WILL」本多孝好 9月23日
 17 「MISSING」本多孝好 10月2日
 18 「一つ屋根の下の探偵たち」森川 智喜 10月9日
*19 「光媒の花」道尾秀介 10月19日
 20 「増山超能力師事務所」誉田 哲也 10月25日
 21 「人はなぜ誤るのか  ヒューマンエラーの光と影」海保博之 11月6日
 22 「そして父になる」是枝裕和,佐野晶 11月14日
*23 「友罪」薬丸岳 11月25日
*24 「ためらいもイエス」山崎 マキコ 12月7日
 25 「お任せ数学屋さん」向井湘吾 12月20日

長年の読書生活の経験から,読む前からある程度,面白さが予想できることもあって,上記のリスト中には,読んで損をしたと評価されるような本は含まれていないと思っています.

ただ,本の評価は非常に主観的であることも事実ですので,全ての人に納得していただけるとは限らないことも申し添えておきます.

なお,特に面白かったと思ったものに,左端に「*」印を付けました.
何かの参考にしていただければ幸いです.


「空飛ぶタイヤ」池井戸潤

2014年01月02日 00時45分41秒 | 読書
「空飛ぶタイヤ」池井戸潤




上下巻計900ページにも及ぶ大作だが,ページ数を全く感じさせない面白さだった.
本好きな友人から紹介されて読み始めたのですが,とにかく面白い.
いわゆるページターナー(page turner).

走行中のトラックのタイヤが外れて,歩いていた母子を直撃し,母が即死する.
トラックメーカが出した事故原因は「運送会社の整備不良」だった.

しかし,その運送会社の社長,赤松徳郎は,自社の整備には自信を持っており,メーカの結論には納得できない.

しかし,世の中は大企業のメーカを信じ,弱小運送会社の言い分は聞いてくれない.

事故原因を押し付けられた結果,取引先から契約を打ち切られ,銀行の支援も失い,会社は倒産の危機に直面する.
赤松は必至にメーカに抗議するが,冷たく拒否され,八方ふさがりの状態となる.
しかし,不屈の闘志を奮い立たせ,事故原因を究明し,何とか危機を打開しようとするが,大企業からの執拗な妨害に会い,一時は絶望的な状態まで陥る.
そんな時,意外な事実が明らかになり,事態は思わぬ方向に発展していく...

大企業の嫌がらせのすさまじさに驚くが,いかにも憎々しげに大企業のやり方を描く筆力には圧倒される.
企業名は「ホープ自動車」だが,系列の重工,銀行などの相対的な関係を読めば,間違いなく,◇が3つある財閥系グループを名指ししている.
もちろん,小説だから,何を書いてもいいのだけど,◇×3の自動車会社や銀行の人が読んだら,ご立腹になるだろうな.
そのように私が心配するほど,その企業グループのことが憎々しげに,つまり上手に表現されているということね.

エンターテイメントとしての面白さの評価は最高ランクといって良いです.

「年越しそば」 と 「お雑煮」 と 「おせち」

2014年01月01日 13時29分03秒 | 日記
明けましておめでとうございます.






世界的に日本食が認められた昨年でしたが,確かに日本食の素晴らしさは,まだまだたくさんあります.

日本食の素晴らしさは,四季折々の食材と伝統的な風習とも深く結びついている点にもあります.

「年越しそば」,「お雑煮」,「おせち」はそうですね.

しかし,夕べから,起きてる間はずっと食べている気が...