書く仕事

ご訪問ありがとう!!ミステリー小説の感想を中心に,読書,日々の雑感,映画の感想等を書き散らかしています.

今日のダーリン

2011年04月30日 21時29分04秒 | 日記
この言葉を知っているのは,糸井重里さんのブログ,「ほぼ日刊イトイ新聞」を読んでいる人.
この「ほぼ日」のトップ記事というか,糸井さんの日刊エッセイのタイトルが「今日のダーリン」.
ちょっとへんなタイトルだけど,これが,なかなか深い.

人が生きていくうえで,「そういうことあるよね」ってことを毎日綴ってくれ,同時にこんなふうに考えたら,少し楽になるよ,っていうヒントをくれるんですよ.

孫さんもすごいけど,糸井さんもすごい.

この人のおかげで,「心」と「言葉」がつながっていることを認識できた気がする.

今日の一言は 「じぶんのリーダーは、じぶん」 .

糸井さんの文章の説明も納得だけど,私はこの言葉から少し別のことを連想して,やはり納得してしまった.
どういうことかというと,自分の気持ちとか感情は実は自分が引き起こしている.同時に,変な方向に自分が向かって行かないように自分をコントロールすることが重要ということね.

誰かに,いやなことを言われた時に,それを「いやだなあ」という感情に変える操作は,実は自分がしているということ.

相手の言葉そのものがそうしているのじゃないってことね.

例えば,子供とか,明らかに自分より思慮がない人からいやみを言われても,受け流すことができる.

そうそう.そうね.と軽くかわせる.
相手の心の動きが読めるから,腹は立たないわけ.

だけど,自分と同等以上のレベルの人から批判されると,かなりこたえるし,腹も立つ.

つまり,相手を見て,自分で腹を立てるように自分に指示しているわけ.
こいつが言うんだから腹をたてなくちゃ!!ってね.

で,今日の糸井さんの文章.

人から言われたことで自分を見失うのはアホらしい.

自分の気持ちは自分がコントロールしようよ.自分のリーダーは自分なんだよ.

ということでした.
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「宿命」東野圭吾

2011年04月30日 15時43分01秒 | 読書
「宿命」東野圭吾




中学高校時代,永遠のライバルと思っていた二人が,成人後,刑事と容疑者という関係で再会する.
あまりにも皮肉な偶然に打ちのめされる主人公の刑事だが,偶然は実は必然だった.

いつもながら,東野圭吾のストーリーには引き込まれてしまう.

確実というか,手堅いというか,読む本の選択に困ったら,東野圭吾を選んでおけば間違いないという安心感.

しかも,作品ごとに別の作者が書いたのではないかと思われるほど作風が変わっていたりして,ハラハラドキドキ度も申し分ない.

大震災のニュースを聞いて気が滅入ったとき,しばし,気分を変えてくれる効果もあった.

かな?
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「無視」が語ること

2011年04月30日 13時45分20秒 | 日記
孫さんの「自然エネルギー財団」設立の記者会見,ユーストリームで見ました.
私の目には,多くの可能性と示唆に満ちた提案に思えます.

これだけの内容があると,その真偽についてマスコミが賛否両論を報道すべきだと思うのですが,今のところ,一切無視の状態ですね.

しかし,無視をするということは,何を意味しているのでしょうか?

単に,肯定も否定も,するだけの材料がないということでしょうか?

あるいは,その様な議論をするとマスコミにとってまずいことになるということでしょうか?

例えば,原発を推進して,巨額の収入を予定していた重工系の企業とそのグループから,広告を打ち切られるのがこわいからでしょうか?

原発がなくなると,無駄な電力消費を防ぐため,テレビ視聴時間が減り,やはり広告収入が減るからでしょうか?

原発推進の議員から政治ネタを提供してもらえなくなるからでしょうか?

今まで,知っていて隠していた事実が公になるのが怖いからでしょうか?

どうなんだろう.
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できることから

2011年04月28日 21時11分55秒 | 日記



写真は私の研究室の天井.
意外に広くて,蛍光灯が8本.
各々32Wなので,計256Wです.
これらを毎日8時間くらいはつけっぱなしにしているわけです.

256Wというと,エアコンの定常運転状態における消費電力とほぼ同じ.
だから8時間もつけっぱなしにしていたらかなりの電力消費ですよね.

もうひとつ,私の部屋は窓が南向きなので,ブラインドを上げれば,昼間はかなり明るいのです.
10時~16時の間は雨でも降らないかぎり,照明は要らないのですね.
そこで,昼間は消灯することにしました.
手元用スタンドランプがあるので,書き物をするときも問題なし.

これで,約1536Whの節電です.

これからも,できることから始めます.
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思うこと

2011年04月24日 13時14分10秒 | 日記
「地震」と「津波」は確かに未曾有の大災害だったけれど、世界中からの支援を受け、被災者の皆さんの気持ちが落ち着けば、復興への道筋が見えてくる気がします。

しかし、「原発」はだめです。
放射能の脅威は目に見えないだけに、真綿でじわじわと首を絞められるように、人の気持ちを蝕んでいく気がします。
風評被害も想像以上にひどい。
はては福島から引っ越してきたという理由で子供たちがいじめに会うなんて報道を見ると、呆然とするばかり。

東電が大まかな収束までのスケジュールを示しましたが、あれはあくまで希望的観測。
まだまだ何が起こるかわからないのが実態です。

原発を何とかしなければ日本の未来は無いと考えて間違いないのです。

地震に対する原発の耐力を上げれば済むという問題ではない。
震度なんてのは人間が勝手に作り上げた数値だから、震度8に絶えられるように設計すれば解決する問題とはならないのです。
震度6でも、建物と共振する周波数で長時間揺れれば、建物は間違いなく倒壊する。

発電機は壊れなくても、冷却装置のある建物が壊れれば同じことが起こるというもの不安要因のひとつ。

それに、あまり想像したくないけど、今回の事故がテロリストにどんな示唆を与えてしまったか?を想像するとぞっとしませんか?

もう地震や津波だけが原発事故の原因ではなくなるのですよ。

政府や電力会社は、「今回の震災を教訓にして、原発の耐震性能をもっと上げます」なんていう方針は間違っても出してはならない。
そんなことやっても意味は無いのです。

どうやれば原発に頼らないエネルギー政策を打ち出すか?
これが重要なんです。

実は話は簡単で、電気の使用量を大幅に減らせばいいのです。

原発の発電量シェアが40%ですから、単純計算で電力使用量を4割カットできれば、原発が要らなくなる。
しかし、それでは、火力発電所は今の数を減らせないから、いかに再生可能エネルギーを増やしていくかですね。

今のところ、太陽光発電、風力発電などが有力そうですが、各々課題を抱えていて、一筋縄では行かない。

ここで、日本の技術力を結集すべきなんです。

上記新エネルギー開発の研究に対する政府の予算をまずは1兆円程度は確保して、国内の技術開発を加速する必要があります。

目標がはっきりしている時の日本は、世界中のどこも真似が出来ない集中力を持っていますから、きっと数年以内に問題点解決の道筋が見えてくると思います。

菅総理にはそういうところでリーダシップを発揮してほしいなあ。

しかし、こういう話をすると必ず反対が出てくる。
つまり、総電力を減らすということは工場生産を減らすことであり、観光地の活性化を阻害するものである。つまり、経済の一層の落ち込みにつながるってね。
そのとおりです。
原発をなくすようなことになれば、経済は確実に落ち込みます。
GNPは世界2位どころか、10位も難しくなる。

でも、経済のためにこれからも永遠に原発のリスクを背負っていくのですか?
ということです。

原発をなくすということをまず第一義に考えて、その枠の中でどうやって経済を活性化するかを考えるべきときに来ているということを主張したいです。

さらに言えば、経済的繁栄=幸福 なんていう間違った幻想を払拭して、本当の幸せがどこにあるのかを、日本人すべてが考え直してみる時が来たということでもあるのです。
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原発がいらない日本にしませんか?

2011年04月18日 22時05分48秒 | 日記
総電力のうち,原発による発電量が40%にも達している日本.

原発が危険なのはわかっているのに,今まで原発の増加を許してきたのは,国民全体の責任です.
電力会社のせいでだけではない.

下らないワイドショーや低俗番組をたれ流して,数百ワットの電力を食う大型液晶テレビを入れっぱなしにさせる罪は,テレビ局側にはないのでしょうかね?
テレビがなくなれば,たぶん原発の何割かくらいは廃棄できる.

新聞も同じですよ.
パルプは貴重な木材から作るのです.
世界中の新聞を作るためにどれだけ,森林が丸裸にされているのでしょう?
新聞がなくなれば,莫大な面積の森林が復活し,どんどん酸素を空気中に放出してくれるのです.
少しくらい火力発電が増えたって,十分に元が取れる.

愚劣なマスコミはほっておきましょう.

大事なことは,我々国民がこの危機をどう乗り切るか,どうやって原発の不要な世の中にするかです.

まずは,徹底的に電力の無駄使いをやめることから始めましょう.

誰もいない部屋に電気がついていませんか?

それに,本を読むのでない限り,部屋の明かりはそんなに明るくなくても大丈夫です.
たぶん,60Wの蛍光灯を40Wや30Wに落としても日常生活に支障はないですよ.

意外に電気を食うのが,冷蔵庫.
内部の温度を1度上げれば,相当の節電になります.
食べ物が腐っちゃうって?
冷蔵庫にいつも大量の食べ物を入れる生活から脱却しませんか?
長期の停電があると,そんな生活をしてるひとは最初に飢え死にします.
乾パンや保存食をうまく取り混ぜて非常時に強い食料戦略を立てましょう.

まず,自分が考えられることから始めればいいのです.

不幸な原発事故は起こってしまったことです.

過去は変えられない.

変えられるのは未来だけです.
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「池袋ウエストゲートパークⅩ プライド」石田衣良

2011年04月09日 14時08分23秒 | 読書
「池袋ウエストゲートパークⅩ プライド」石田衣良





池袋という街のもつ「不思議さ」「あくどさ」「したたかさ」を若者たちの生態とからめて描き出す、石田氏のIWGPシリーズ第10作目。

もう10作目か、と思ったのは、よくネタが続くなあという印象じゃあなくて、池袋という街自体が良くも悪くも時代の先端を行っているのだなあということ。

ITベンチャーは渋谷だったけど、若者の風俗と生態は池袋ですな。

相変わらずちょっと冴えないマコト君と若者ギャングのキングたかしを中心とする物語。

前作までととちょっと違うのは、あのキングたかしの恋愛事情が発覚する。しかも2つもね。

これはちょっと意外な展開です。

クールさが信条のたかしの意外な一面が顔を出す。
まことがそんなたかしをにやにやしながら助けるのも痛快。

いつまで続くのかこのシリーズ。

そろそろマンネリかな?と思わなくもないけど、新作が出れば読まざるを得ないよね!と思わせるのはさすが、石田衣良。
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