書く仕事

ご訪問ありがとう!!ミステリー小説の感想を中心に,読書,日々の雑感,映画の感想等を書き散らかしています.

今読んでます...ダビンチコード

2006年05月31日 22時55分53秒 | 読書
幸運にも,大学の図書館でダビンチコードを上下巻同時に借りることができました.
裏表紙の貸し出しリストを見ると,この2年間,返却と同時に貸し出されています.
人気の程がわかりますね.カバーもぼろぼろに近い感じまで擦り切れています.
内容は...まだ途中なんですが,面白いです.ストーリーもさることながらカトリック教会が歴史的に隠してきた驚くべき事実が,みごとな緊張感の中で語られます.我々日本人でもよく目にするなんでもない記号や言い回しが実はそれら驚愕の真実の隠喩になっていたとは!!
しかし,...仕事も忙しいし昨日のブログにも書いた問題に落ち込んでいるんです.
だから,本当は本読んでいる場合じゃないけど,それでも読まずにいられないです.
罪作りな本です.って自分のせいだろっ!
読後感想は読み終わりしだいということで.

スランプ

2006年05月31日 00時15分46秒 | 日記
正直,スランプです.
ここ半年くらいかけて作っているプログラムのバグが取れなくて,どん詰まり状態が続いています.
研究用のプログラムなので,商用のものみたいにちゃんとしたドキュメントも作っていないし,屋上屋を重ねてというか建て増しにつぐ建て増しで,どこが母屋か離れかもわからない状態になってます.
いよいよ窮しています.
本当は,一度土台の設計をやり直して,再度ゼロから作った方が,結局は速いんですよね.
でも,いろいろ他に講義や実験の仕事もあるし,読みたい本もたまっているし,決断がつかずにずるずると時間がたってしまったって言うのが正直なところです.
自分が学生の頃は大学の先生がこんなことで悩んでるなんて想像もしなかったですが,いざなってみると次元の低い悩みばっか出てきますよ.というか,私が学生の頃から進歩してないだけのことかもしれませんが.
それにしても,決断すべきか?
ええい,うむむ...
ビール飲んで寝よう.

やっぱ,進歩しとらん!

「蒲公英草子 常野物語」恩田陸

2006年05月21日 17時12分02秒 | 読書
タンポポって,「蒲公英」って書くんですね.知らなかった.
先週紹介した「光の帝国 常野物語」の続編ということになります.
しかし,物語は「光の帝国」より,ずっと以前の明治時代に遡ります.
光の帝国の第1話に登場する春田家の何代目か前にあたる一家と,ある地方の大地主の槙村家との交流が,槙村家の主治医の娘,峰子の視点でたんたんと語られます.
峰子は,槙村家の病弱な娘,聡子の話し相手として槙村家と関わることになります.聡子には常野の血が流れており,遠目という予知能力があるのです.しかし,この予知能力が聡子の悲しい運命とも絡み合い,静かな中になんとも言えぬ痛切なストーリーが語られます.
「光の帝国」では,常野に関わるエピソードが物語の中心でした.だからコンセプトはともかく物語自身の面白さで勝負するという面がありました.とにかく面白ければ「勝ち」ということですね.
しかし,この「蒲公英草子」では,春田家の人々の「しまう」役割を,その歴史的な意義みたいなものを(全貌は述べられないんですが...)描こうという試みがされています.
「光の帝国」ではさらりと描かれていたことが,ここではその歴史的な経緯も含めて丁寧に語られます.
そういう意味では,「光の帝国」を先に読んでいた方がいいと思います.峰子の母親の「虫干し」のエピソードも抵抗なく,興味深く読めるに違いありません.
ただ,峰子の日記という形で語られるために,峰子のキャラクターのフィルターを通さざるを得ないことから,物語の展開の「切れ」っていうんでしょうか,「凄み」というんでしょうか,有無を言わさず物語に引きずり込んでしまう恩田マジックは,やや影をひそめています.
これは構成上仕方ないことなのです.そういうことを期待してこの本を読むと少しがっかりするかもしれません.
逆に,恩田さんが常野シリーズを通して読者に語りたい本音というかコンセプトのようなものはじっくりと読み取ることができるのです.
ある意味,哲学的なこと,例えば,人は何のために生まれてきたのか?とか,人の運命と時代の流れの関わりとかについて,恩田さんの考える人生観が忍ばれて,私なんかはそちらの意味でとても面白く読むことができました.

むらさき玉葱

2006年05月19日 23時27分54秒 | 日記
まだ,五月というのに連日梅雨のような雨天が続いています.
私は園芸のことは素人ですが,雨が続くと,水やりをしなくてよい反面,気をつけないと根ぐされする恐れがあるとのこと.
生き物を育てるというのは難しいですね.
写真はむらさき玉葱.色鮮やかなむらさき色の玉葱です.熊本ではあか玉葱ともいうらしいです.
我が家の賃貸農園の今日の収穫物です.
まだ食べてないので,味は未知数ですが,いわゆるサラタマと同じような,辛味の少ない玉葱だそうです.
早速明日,サラダにして食べてみる予定です.
先日ブログで紹介した福田農場(5月5日)で買ってきた「あまなつドレッシング」をかけるとおいしいのではないかと期待しています.

お気に入り電車

2006年05月18日 18時38分52秒 | 日記
熊本は路面電車が残っています.残っているというより,積極的に路面電車を熊本の「名物」の一つとして保存しようとしている感もあります.熊本の路面電車の特徴は車体に描かれた全面広告.私のお気に入りは,写真の日清のチキンラーメンの広告電車です.
4年前に始めてみたとき,これのおかげで熊本が好きになりました.なんとも言えぬほのぼのとした感じ.そこはかとなくただようユーモアと哀歓.良いです.好きです.
ただ,最近はバリアフリーのため超低床電車が増えてきましたが,こちらは全面広告は無し.スマートというかシンプルというか,都会的ではあるのですが...せっかくバリアフリー,最近はUDといいますが,なのだから,人間的な温かみのあるデザインにして欲しいなあ.
あと,もう一つあっと驚く全面広告電車があるんです.「え~っ?いいの?こんな広告だして.」って思うこと間違いない電車です.でも残念ながら,まだ,写真撮影のチャンスがありません.うまく撮れたら,ブログにアップしますので,乞うご期待.

「光の帝国 常野物語」恩田陸

2006年05月16日 00時16分16秒 | 読書
予知能力,物体移動,超人的な記憶,空中移動など不思議な能力をもつ常野の人々にまつわる不思議で,悲しくて,未来を予感させる物語.
常野と呼ばれる場所に住む人々は特殊な能力をもっており,その種類は家庭ごとに異なります.
例えば,第一話に登場する春田家は驚異的な記憶力をもとに古典や歴史などの膨大な資料を暗記する役目を持つ一家です.ただ,その目的はこの物語中では明らかにされません.
まだ,私は読んでないのですが,別の小説で語られるとのこと.
全部で十話からなります.各々の物語は独立して読んでもとても面白いです.
超能力者ゆえの悲しみというか,一般の人々と心の底から交流することができない孤独感を描いた小説は過去にもありました.筒井康隆氏の七瀬シリーズ等いくつかありますが,この常野物語は少し視点が違うんですね.
ダーウインじゃないですが,種が進化するとき,突然変異で今までと違った個体が生まれると,その優位性から古い種を滅ぼして新しい種が定着するというような経緯をたどりますよね.でも,人類はそうは簡単にいかないわけですね.古い種と新しい種がどういうふうに関わりあっていくのか,その係わり合い自体も進化の一部を構成するような気がする.つまり新旧のその種全体がどういう反応を示すのか,とまあ,難しく言うとそんな話について,恩田流の様々な視点から描いて見せてくれます.ってこれじゃ,読む気にならないって?すいません.
でも,根底ではそういうことを伝えようとしている気がしてならないんです.
うまくいえなくて,もどかしいんですが,ある意味「本来」非常に哲学的な課題を,エンターテイメントの立場から描いてくれている気がするんですね.
一般的には哲学的な意味の深さが深いほど,話は難しくなるわけですよ.例えば,「2001年宇宙の旅」の原作者で有名なアーサーC.クラークの「地球幼年期の終わり」とか,小松左京さんの「神への長い旅」なんてのを昔読みましたが,ストーリー自体は難しい,難しいけど何か惹かれるっていう作品がありました.
でも恩田さんのすごいのは,そういう,人類の進化に関する哲学的な考えをこんなにも面白いストーリーの中に埋め込めるのかっていう点にあるんですね.
「男女の恋愛」「親子の絆」「生きがいとなる仕事」,まあ言わば人生普遍のテーマですね.これに常野の超能力があるときは主役となり,あるときは脇役となってからんでいくわけですが,そのテーマの中にこれからの人類がどうやって進化していくのかという片鱗がちらりちらりと顔を覗かせる感じです.
三月シリーズも面白かったのですが,常野シリーズも別の意味で深い面白さと興味を感じさせてくれる本でした.
何か底知れぬ未来を予感させる序曲のような小説という意味では,共通するものがあるのかもしれません.

松井秀喜選手のケガ

2006年05月15日 00時01分15秒 | 日記
松井秀喜選手の左手首骨折は米国内でもビッグニュースとして報じられているようですね.
幸い,手術もperfectに成功したそうですので,あとは一日も早いグラウンド復帰を祈りたいです.
ヤンキースへの入団当初は必ずしも好意的とは言えない報道もあったようですが,今ではニューヨークっ子たちの間ではほとんどヒーロー扱いのようです.さらに言えば,イチロー選手のような超人的かつストイックなヒーローとはちょっと違って,もう少し庶民的な,暖かいまなざしの対象となるヒーローという点で,別の意味ですばらしいです.日本人にもいろいろな種類のスゴイやつがいるんだなと思わせてくれるようで嬉しくなります.
ヤンキースにはあの伊良部選手が在籍していたことは記憶に新しいと思いますが,日本人の私の目から見ても松井選手と伊良部選手の人柄の違いには,大きなものがありますよね.いえ,伊良部選手の名誉のために言えば,良い性格とか悪い性格とか言っているのではなく,あくまで違いが大きいということです.
だから,ニューヨーカーからみると,また同じようなキャラクターかもしれないと最初は,疑ったかもしれません.そういう意味では,嬉しい誤算ではなかったかなと思います.(いかん.やっぱり伊良部選手をけなしてるかも.ごめんね伊良部さんと伊良部さんのファンの方.)
そういえば,松井選手は一昨年かな,「ナイスガイ賞」とかいうのを受賞しましたね.
えらいなあと思うのは,ファンサービスを忘れないこと,つまりファンあってのプロ野球選手だということを常に忘れないことですね.もともと好きな野球をやれて,それで給料がもらえるわけですが,多くのプロ選手は,それを自分の実力で勝ち取ったものと思いがちですよね.でも,その給料はファンが支払ってくれる入場料があって初めてもらえるものなんですね.もちろん良いプレーを見せることが一番大切であることはいうまでもありませんが,それ以外の要素,例えばサインをするとか,手を振ってくれるとかそういう,何気ないことがファンにとってはかけがえのないことだったりするわけです.
ホームランを打つことはすばらしいですが,それは,テレビで見ている何百万の人も一緒に見ているわけです.でも,サインボールをもらうことは少なくとももらった瞬間は自分だけのためにサインをしてくれているわけで,ファンから見ると嬉しさの次元が違いますもんね.
ちょっと違うかもしれませんが,日本ハムの新庄選手にも同じ雰囲気を感じています.
いずれにしても,ファンを大切にすること,ファンあってのプロ選手という意識,これは,「ファン」を「お客さん」とか「仕事の相手」に置き換えれば,どんな職業でも忘れてはいけない基本原則だと思っています.「ファン」や「お客さん」や「仕事の相手」を大事にすることはプロ意識の重要な要素の一つだと思っています.

携帯の電池蓋ゲット

2006年05月14日 16時33分12秒 | 日記
携帯の電池蓋の話の続き.
ふたが取れたのは私の不注意ですので,お金がかかっても仕方ないのですが,それでも蓋代がン千円とか言われたらどうしようかなあ?と思っていたら,ラッキー!!
店内に中古のP902携帯が残っていたらしく,それから蓋だけ取って私に回してくれました.つまり,無料.
なんだか,嬉しくて昨夜日は黒霧島をチビチビ.別に何もなくても飲んでいたとは思いますが.
そうそう,やさぐれさんのブログで紹介してもらった焼酎を近くの酒屋さんで探したのですが,小さな酒屋なのか,全然見つかりませんでした.(T T;)
やむを得ず,しばらくはおなじみの黒霧島でつなぎます.

おニュー携帯

2006年05月13日 13時07分56秒 | 日記
新しい携帯,大いに気に入ってます.
毎日,通勤時間は音楽三昧です.昨日はサラブライトマンのソプラノを聴きながら自転車こいで帰ってきました.
音楽プレーヤーとして,一つ不便なのは,イヤホンの取り付け口にカバーが付いていて,これが,ちょっと外れにくいのです.無理すると壊れそうなんですよね.
そう思っていたら,BrueToothイヤホンという,コードレスで音楽を聴けるイヤホンが別売されているそうです.いやはや,至れり尽くせりですな.まあ,今月はお小遣いがピンチなので,しばらくは買えませんがね.
デジカメ機能の方は,まだ撮るチャンスが,あまりありません.でも,せっかくですので何か撮ってみようと思っていたら,かみさんが花を活けていたので,練習を兼ねて撮って見ました.
もらいものの花束を花瓶に活けなおしたようです.バラとひまわりの色が上手く出ているといいのですが...と,思ってよく見たら焦点がひまわりの下の方に合っていてバラがピンボケになっていました.
ま,最初はこんなものでしょう.
そうそう,ドコモショップに行って電池蓋を注文しなければ(9日の日記参照).

買い換えました,携帯

2006年05月09日 22時44分21秒 | 日記
3月12日,13日の日記に書きましたが,ようやく携帯電話を新しいのに買い換えました.
機種はドコモのP902iです.
いろいろと事前に調べまして,次のような点でこれに決めました.
①音楽が長時間録音できて聴けること.
P902はminiSDカードという記録媒体に音楽を録音できるのですが,1GBのカードが使えるとかで400曲くらい録音できることが特徴です.
②デジカメは200Mピクセル程度
デジカメ機能は最近はどの機種でも充実しているので,この機種だから特にというのではありませんが,音楽同様,大容量メモリが使えるのでいいかなと思っています.
③スケジュール機能,ToDo機能がついている
以前の機種がP251だったんですが,スケジュールの操作手順がほぼ同じなのでありがたかったです.
あと,音声認識で声で電話をかけられるとか,BrueToothという無線接続機能があるとかいっぱい機能がついてますが,これは将来のお楽しみということで.
使ってみて,まあまあ気に入っていますが,なんと,初日に手を滑らせて落としてしまい,電池蓋がとれてしまうというアクシデントにみまわれました.
幸い壊れてはいませんでしたが,その時,壊れていないかに気を取られ,電池蓋が外れていることに気がつきませんでした.
何時間か経ってから気がつきましたが,蓋は既になく(街中だったもので)今は電池蓋なしで,セロテープで電池を押さえてつかっているという惨めな状態です.トホホ!!
今度の土日にドコモショップにいって電池蓋を注文しなければなりません.
私,結構こういうことが多いんですよ.新品に縁がないというんでしょうか?すぐ壊したり,修理しないといけなくなるとか.でも,その後は長持ちさせる方なので,まあ仕方ないかなあ.

御立岬公園(おたちみさきこうえん)

2006年05月07日 00時12分04秒 | 日記
昨日の日記の続きです.
福田農場を出た後,国道3号線を北上,つまり来た道を戻り,芦北の田浦ICに乗る直前を海の方に左折すると,表記の御立岬公園があります.
ここは,福田農場とは少し趣が異なり,ファミリーが体を動かして遊べる設備がたくさん用意されています.もちろん,グルメも準備OKです.
我が家は娘がとにかく体を動かして遊ぶのが好きですので,なかなか楽しめました.スーパースライダーといって,300mくらいの急斜面をブレーキつきのそりに乗って滑っていくやつに挑戦してみました.ちょうど一人乗りのボブスレーのような感じですね.私も乗ってみましたが,結構スピードも出て面白かったです.1回200円です.
この他,海水浴場,テニスコート,パターゴルフ,釣り場などの遊戯・運動施設,ログハウス,キャンプ場,そして熊本では当たり前の「温泉」があります.田浦ICの直近ですし,新水俣の新幹線の駅にも近いので,かなりの人手でした.といっても阿蘇ほどではないですが...
夕食は温泉センターの建物の中にあるレストランで食べました.写真のお刺身弁当です.お刺身が新鮮でおいしかったです.
熊本で嬉しいことの一つにお刺身がおいしいことが上げられます.熊本では当たり前のことなのでだんだんありがたみが薄れるようで逆にコワいですが,これだけの質のお刺身を東京の街中のレストランで食べれば3000円くらい取られても文句言えないですね.ここでは,それが1000円ちょっと.この嬉しさはよそから来たものしかわからないかな.刺身だけでなく,サラダの隣に金目ダイの塩焼き(だと思うんですが)がまた,油が乗ってておいしかったです.
海の幸を堪能した後は温泉につかって汗を流しました.露天風呂もあります.入浴料はおとな500円,こども300円也.
お風呂から上がって休憩所でボーっとしながら写真の夕日が沈むのを眺めていました.
なんとも密度の濃い一日でした.

絶品パエリア

2006年05月05日 13時25分07秒 | 日記
ゴールデンウイーク中は阿蘇方面には近づくな,と地元の人は言います.とにかく,阿蘇方面はどこもここも人と車だらけとのこと.
ならば,ということで,南の方へドライブしてみようということになり,芦北,水俣へとワンデイドライブに出かけてきました.
でねっ,発見したんですよいいところを,たくさん.いやあ,熊本にはまだまだ,知られていない観光スポットがたくさんあるんです.うれしくなってしまいました.今日はその中から一つだけレポート.
「湯の児温泉スペイン村福田農場」です.ホームページで調べると農場の経営者は福田興次(ふくだこうじ)さんという方で,地元ではカリスマ経営者として有名らしい.1945年生まれだから御年60歳くらいかな?
熊本は農業県です.つまり自然の恵みで県が成り立っている.それは衆知の事実ですが,何ぶん自然が相手だけに,先が見えないという不安定さがある.台風や日照りで収穫が台無しになる年もあるわけです.
彼の功績は,農業を基本としつつも収入の安定化を図るために経営の多角化をすごく上手にやった点にあるようです.
具体的には,まず,水俣の名産であった甘夏を原料としたワイン,ジャムを作り成功しました.そしてそこで培ったノウハウを他の種類の果実にも応用して,福田ワイナリーを立ち上げたました.さらに,これらの特産品目当てに農場に訪れてくれる人を相手にスペイン村を作り,観光収入も稼ぐようになったということです.
なぜ,スペイン村かというと,水俣はスペインと気候風土が良く似ており,特に柑橘系の果物の生産が盛んである点も共通していること,さらに山の幸,海の幸がともに豊富である点に着目して名づけたとのことです.
上の写真のパエリアはスペイン村福田農場の中にある多国籍料理レストラン「セビリア館」でのメニューです.有明海で獲れる魚介類の具も豊富でおいしかったですが,魚介類のだしとバターのバランスが絶妙でうなるほどおいしかったです.あと,子供にはハンバーグも注文しましたが,こっちもとってもおいしかったです.ハンバーグがおいしいレストランってなかなかないですよね.その意味でもうれしかったです.
レストランの隣に物産館がありますが,ワイン,ジャム,パンなど,これでもかっ!というくらいおいしそうに売っています.うれしいことに,ほとんどの商品が試食可能です.ジャムはクラッカーがそばに置いてあって,ジャムをクラッカーにつけて試食できるようになっているんです.これって,すごいサービスですね.しかもどれもおいしい.ディスプレーも相当工夫のあとが見られます.本当においしそうです.実際おいしいですけど.
唯一つ残念だったことは,車で行ったので,ワインの試飲ができなかったことですね.これはしかたない.
場所は,九州自動車道の八代ICを過ぎた後,南九州西回り自動車に入り,終点の田浦ICまで下ります.その後国道3号線を30分ほど南下した所にあります.熊本市内から車で1時間半くらいで行けますし,行程の途中に他の観光スポットもたくさんありますので,超お勧めです.