書く仕事

ご訪問ありがとう!!ミステリー小説の感想を中心に,読書,日々の雑感,映画の感想等を書き散らかしています.

親切な看板

2006年06月30日 21時09分05秒 | 日記
月極駐車場の「月極」が「つきぎめ」と読むことをいつ知ったかという話,最近よく話題に上りますね.
それって,その人の自動車との関わり方によって,違いますよね.
私の場合,学生時代までは,月極駐車場という言葉があること自体知りませんでした.
だから,初めて知ったのは,恥ずかしながら,就職して車を運転するようになってからです.ただ,「げっきょく」と読んだ記憶は無いので,たぶん最初から誰かから聞いて正解を知らされていたのかな?ちょっと記憶が定かではないです.
ところで,もし,月ごとの契約という意味で「月ぎめ」ならば,「月決め」と書いてもよさそうですね.
でも,「月決め駐車場」は見たことがない.「月極駐車場」だけです.だからきっと理由があるはずです.
で,調べてみると...
今では,「極」とは、極端,南極などのようにものの極限の意味として使われていますが,昔は、物事の決め事つまり契約に関することの意味でも使われていたようです。
つまり,月ごとの契約という意味で月極が、使われていたそうな.
単に,昔使われていた用法が今でも使われているだけのことなんですね.なるほどです.
ところで,写真は,実に親切な看板です.皆このように書いているならば,「月極駐車場」なる「日本最大の駐車場チェーン」などという誤解は生まれなかったでしょうね.

ワールドカップの壁

2006年06月27日 12時41分42秒 | 日記
見ました?ベッカムのフリーキック.
ベッカムがすごいのはワールドカップという大舞台であれができることですよね.
中村俊輔だって,あれくらいのフリーキックは過去に何度かやってます.でも,ワールドカップではできない.
でも,今はできなくていいのかも知れませんよ.
過去のデータを見ると,ワールドカップに初出場してから,決勝トーナメントに初めて出るまで,平均で5大会はかかるそうです.
5大会ということは,4年×5回=20年ですよ.
確かに,今回残念な結果に終わりましたが,それだけ高い壁を乗り越えようとしているわけですから,短絡的に批判するのではなく,長い目で,温かい目で選手・監督を見守りたいです.
イングランドは過去40年間ワールドカップでの優勝がないそうです.
こんなすごい選手がいてもそうなんですかね.
さて,決勝トーナメントもヒートアップし,ホントのスーパープレイはこれからです.
世界一の技を楽しみたいですね.

「夜のピクニック」恩田陸

2006年06月24日 23時49分41秒 | 読書
う~ん.
青春ストーリーなんですね.恥ずかしながら,知りませんでした.
恩田陸さんでしょ?で,タイトルが「夜のピクニック」.
絶対ミステリーだと思いました.
私は読む前に他人の書評はできるだけ読まないようにしていますので,事前の予想と実際の作風がずれることはままありますが,ここまで外れたことは初めてです.
「六番目の小夜子」→「不安な童話」→「三月は深き紅の淵を」→「光の帝国 常野物語」→「蒲公英草子 常野物語」と,読んできて「夜のピクニック」ですよ.やっぱり,ミステリーだと思ってしまいます.
どこに伏線が張られているのだろうと思いながら読み始めたのに,いつまでたってもその気配がないので,変だなあと...
でも,感心はしました.そんな,勘違い読者が読み始めても最後まで一気に読ませる文章力はさすが,恩田陸さんですね.
東北のある進学校に通う西脇融(とおる)にはクラスメートたちに隠している秘密があります.
数年前に無くなった父には実は愛人がいて子供までいたのですが,なんとその隠し子(女の子)が融と同じ高校に通っているのです.しかも3年生で同じクラスになってしまうという悲惨な偶然が起きてしまいます.
その女の子の名前は甲田貴子.
自分の力ではどうしようもない運命を呪いつつ,血を分けたクラスメートへの想い,憎しみと肉親愛との葛藤が描かれます.
この高校には修学旅行の代わりに,夜を徹して歩く行事(歩行祭)があり,彼らがその行事に参加するところから物語が始まります.
融は貴子との関係を知られることなく,彼女と関わることなく,一刻もはやくこの行事を終え,さらに高校を卒業して大学に行き,人生を狂わせた父の不倫の結果から逃げ出して,自分の人生をリセットしたいと切望しています.
しかし,貴子の方は融と和解し,異母兄妹としての新しい関係を築きたいと思っており,この歩行祭の中である賭けを自分自身に課します.
この2人の重苦しくも切ない1日のできごとが,彼らを心配し力になろうとする友人たちのさまざまな青春ストーリーを絡めながら描かれます.
ミステリーとしての要素はほとんどありませんが,運命のいたずらに心を痛める2人の男女の高校生と,この2人を気遣う親友たちの心の動きが,ある時は暖かく,ある時は激しい葛藤として描かれます.
と,まあ面白いといえば面白く読んだのですが...
でも,.....不満だああ~!!
だって胸がドキドキしないですよ.文章の上手さは認めるけど...
恩田さん,これからもこの路線なんでしょうか?
勝手ながら,これ一作にしてほしいと切に,切に...

長くつらい2週間

2006年06月23日 21時05分32秒 | 日記
皆さん,応援お疲れさまでした.
疲れましたね.ほんとに.
技術面の敗因は専門家に任せるとして,素人として感じたことをひとつ.
外国の選手は適当にサボっていますよ.日本人選手は45分間ずっと頑張りすぎではないでしょうか?
日本チームの選手は,終了間際ではもう息も絶え絶えの苦しそうな表情ですよね.でも,ブラジルの選手はまだ余裕たっぷりだし平気で全力疾走してボールを運んでいる.途中でさぼってなければあんなに元気に走れるわけが無い.もちろん,選手交代のタイミングもあるでしょうがね.
表情だけ見ていても,終盤に残っている体力には相当な差があるなと思います.
手を抜けるとこは手を抜いて体力を温存するテクニックを覚えてはどうでしょう?
動きのピークの実力は日本もブラジルもそんなに差は無いように思えます.でも,後半戦の動きは高校野球とメジャーリーグくらい差がありますよね.それ以上かな?
まさに素人の意見でした.

「水の時計」初野清 角川書店

2006年06月18日 22時48分41秒 | 読書
2002年の横溝正史ミステリ大賞受賞作.
主人公は暴走族のリーダー格の少年 高村昴.同じグループのもう一人のリーダ高階とは仲間割れし,抗争状態にあります.
昴が純粋に(?)暴走行為そのものを楽しもうとするのに対し,高階は暴力団とつながりを持ち組織拡大と金儲けに走ろうとしています.
そんなとき,謎の老紳士,芥圭一郎が現れ,ある物の運搬を1千万円で引き受けてくれないかという話を持ちかけます.昴が警察の包囲網をかいくぐって暴走行為をやりまくるテクニックを見込んでの依頼でした.一度は断ろうとした昴ですが,警察に捕まる危機を救ってもらい,連れて行かれた病院で,植物状態になっている少女に会わせられ,ある秘密を聞かされることで,引き受けることにします.
その少女は脳死状態なのですが,最新の科学技術を用い,人間としての意思の断片は残っており,特殊な機械を使って音声化,外部の人と会話ができるのです.
ここがちょっと,哲学的というか,フィクションなんですが,脳死が人間の死であり,脳死状態では人間としての意識は存在しないとする現代医学とは真っ向から対立する考えをとっています.つまり,人間としての意思は残っているが,脳も含めて肉体的には死に向かっている.非科学的といえば非科学的です.しかし,私は知りませんでしたが,脳死患者から臓器を取り出すときって全身麻酔をかけるんだそうですね.つまり,脳死患者に意識があるかないか本当は誰にもわかっていないから万が一意識が残っている場合のためにそうするんだそうです.
この少女の場合は,本人は自分の脳死を自覚しており,しかも早く本当に死にたいと願っているんです.同時に,自分のあらゆる臓器が,できるだけ多くの人に提供され命の連鎖が続くことを祈っている.
ただ,恵まれたお金持ちではなく,社会の片隅で病気と闘い,苦しみながら移植を待っている人を選んで移植してもらいたいと思っているのです.
高村昴には臓器の運搬だけでなく,移植相手を選ぶ役も担ってほしいと思っているのです
ここまでが第1幕.
第2幕と第3幕では病気と闘いながらも異常な事件に巻き込まれ,非業の死を遂げようとする患者を,すんでのところで,移植により命を救おうとするストーリーです.
第2幕は幼児虐待を繰り返す母親が,病気だと偽ってわが子を入院させ,病室で毒物を与えて虐待を継続します.毒物のため幼児は目にダメージをうけ,角膜移植でしか視力を取り戻せない状態まで陥っています.
この子には高校生の姉がいて,妹と,つきそいの母を見舞いますが,母親の虐待をうすうすは気付いています.このままほっておけば妹は目どころか命まで奪われると心配しています.さて,この妹に未来はあるのか?高村昴とこの姉妹とはどう関わるのか?この辺はちょっと込み入っていますが,なかなか鮮やかに物語が展開しますので十分楽しめます.
第3幕は,腎臓移植を希望する透析患者を題材としたストーリーです.腎不全の患者は,当面の命の危機はないものの,週3回,各5時間程度の透析を行う必要があります.これは,社会生活,家庭生活に大変な負担となります.フルタイムの仕事はなかなか難しいですし,旅行も行けない.そんな患者に簡単に腎臓移植をして透析から開放されますともちかける,悪質な移植詐欺を題材としたストーリーです.
本当に,こんなわるいやつがいるのだろうかと,身を切られるような辛い話です.
だまされた人は,つめに火をともすようにしてためた,なけなしのお金を騙し取られ,しかも移植できるという話はもちろんうそで,お金も健康もすべて失ってしまいます.
そんな被害者に残された道は...ここで,またまた高村昴が奇妙な縁で関わり,いつの間にか舞台に登場しています.結末は読んでのお楽しみ.
第4幕は高村昴の高校時代の恩師の話です.この恩師,心臓を患っており,心臓移植でしか助からないという運命にあります.
この物語はミステリーという意味では,一番ミステリーらしいのですが,同時に長年連れ添った夫婦の,言葉で表せないような深い愛情の物語でもあるのです.
ネタばれにならぬようストーリーは語りませんが,私はこのお話が一番好きです.
第5幕と終幕はひとつづきの物語で,少女からいろいろな臓器が取り出され概ね移植が成功した後の後日談です.
おそらく,作者としてはここが一番書くのが難しいところですね.話に勢いというものをつけられない.じっくりと語らねばならぬからです.作者のビジョンとか人生観とか人間観が問われるところです.
といっても,初野さんは小説家であり,哲学者ではないので,ここで多くを期待してはいけませんね.禅宗のお坊さんのような悟りはかけないですよね.
ここの評価は読者自身が決めることなのだと思います.
読み始めた時は石田衣良さん系かなと思ったのですが,読み終わった時点では,横山秀夫さんの「半落ち」に近いものを感じましたね.2つの小説の共通点は,自分は誰のために生きているのかという問いに,答えられるか否かでその人の価値が決まるような気にさせられてしまう点かな?

ドボルザーク チェロ協奏曲ロ短調 Vc堤剛 コシュラー指揮,チェコフィル

2006年06月16日 23時34分08秒 | 音楽
携帯に何を録音しようかなあと思いながら,手持ちのCDをいろいろ探していて,ふと目に留まりました.
この曲,ベートーベンやチャイコフスキー等の人気作曲家がチェロ協奏曲を作らなかったという幸運もあり(?),古今のチェロ協奏曲の中で人気ナンバーワンの曲ですね.
チェロという楽器,とても人気があるにもかかわらず,協奏曲が少ないです.
例えば,同じ弦楽器でも,バイオリン協奏曲なんて,モーツアルト,ベートーベンという古典派から,ブラームス,チャイコフスキー,メンデルゾーン,ブルッフ,サンサーンスなどのロマン派,ハチャトーリアン,ショスタコビッチ,プロコフィエフのような近代までほとんどの名のある作曲家が曲を残しています.
でも,チェロ協奏曲はドボルザーク以外では,バッハ,ビバルディ,ハイドン,ボッケリーニくらいしか知られていないんですね.
多分,チェロは独奏楽器としてオケと張り合うような楽器とは認識されていなかったんでしょうね.いわゆる名人や達人が少なかったせいでもあると思います.
そんな,曲が少ない中で,よくぞこんな名曲が生まれたものだと思いたくなるほど,すばらしい名曲中の名曲が,このドボルザークのチェロ協奏曲ロ短調です.
CDもたくさん出ています.これ一枚と言われたら迷ってしまいます.ロストロポービッチ,ジャクリーヌデュプレもすばらしいです.ですが,今日は,日本の誇り,堤剛氏の一枚をご紹介します.
豪放磊落な外見からは想像できない(失礼!)繊細で,ある意味女性的といえるほど,細やかな情感を歌い上げている感じがします.
迫力より,民族的な旋律と和声をくっきりと際立たせ,これぞドボルザーク,これぞチェコの民族音楽という原点を感じさせる演奏だと思います.
ロストロポービッチだと,そのあまりの上手さに,気が付くとドボルザークではなくてロストロ節を聴いている気になってしまう.ジャクリーヌデュプレだと,激情的な歌い上げにオペラのアリアを聴いている気になってしまう.つまり,ロストロやデュプレの場合,民族的作曲家としてのドボルザークの本来の魅力が,少し影を潜めてしまうんですね.
それに比べると堤さんは,曲本来の魅力を最大限に引き出して,とっても安心して聴いていられる.
実は,私は若い頃(30代後半くらいかな)までは,ロストロ信奉者でして,彼の演奏は何でも最高だと思っていました.今なら「ヨーヨーマが最高だよ」というのと似ているかもしれません.でも,50をだいぶ前に過ぎた今,上手いのはもういいや,っていう気になることが多くなりました.
上手さより,自然,ナチュラル,素材の良さというか,曲本来の魅力を生かした演奏がいいなあと思うようになったんです.
これも年のせいだと思います.
よろしかったら,皆さんも聴いてみて下さい.

めざせ,片岡安祐美さん

2006年06月15日 21時02分21秒 | 日記
小学校4年生の長女が部活で野球部に入りました.
長女の小学校では部活は4年生からですから,4月からの新入部員です.
長男は高校球児でしたから,おにいちゃんの影響をもろに受けての入部です.
それに一家そろって野球ファンでして,某球団のテレビ中継は必ず見ますから,その影響もあると思います.
某球団といってもTYGじゃないですけどね.だからテレビ中継といってもせいぜい月に一度くらいかな?
ところで,新入部員のうち,女の子は長女一人なんだそうです.
このくらい年の女の子は,お友達といっしょに示し合わせて部活などに入るもんだと思っていたので,かなり意外でした.だれの力も当てにせず,自分の意思で入ったわけで,少し頼もしくもありました.
あとはケガをしないように,思い切り楽しんでくれればお父さんとしてはうれしいですね.
ところで,全国区とはちょっと言えないかも知れませんが,萩本欽一さん率いる茨城ゴールデンゴールズで,熊本出身の内野手片岡安祐美さんが活躍中です.私も彼女の大ファンです.彼女は熊本では超有名人で,知らない人はいませんが,もっともっと活躍してもらって,将来は女子プロ野球チームを立ち上げてほしいなあ,なんてことをふと思ったりしています.

梅雨入り

2006年06月14日 22時47分29秒 | 日記
熊本は梅雨入りしたとたんに晴天が続き,昨日は33度ですよ.
暑い暑い!
今日は梅雨空に戻って気温は少し下がりましたが,湿度は上がって,蒸し蒸ししています.気分を変えるためにブログのデザインを変えました.これで気分だけでも涼しくなればいいんですが.

悲鳴とため息

2006年06月13日 23時59分04秒 | 日記
昨夜ほど日本中で悲鳴とため息の聞こえた夜は無いでしょう.
オーストラリアの逆転ゴールのとき,開け放った窓を通して,ご近所のあちこちから,「アアーッ!!」という声が聞こえました.しかたないです.負けは負け.
でも,この負けを引きずることはもっと良くない.
一番いいのは「忘れること」です.相手が変われば戦術も変わる.オーストラリア戦の反省はするなとは言いませんが,私はすっぱり忘れるのがよいと思います.反省が大事,同じ過ちをしてはならないという人もいますが,彼らはプロ中のプロです.同じ過ちはしませんよ.本能的にしない.それができない人はあそこに立っていないでしょう.
とにかくオーストラリア戦のことは忘れて,初戦のつもりでクロアチアに対するのがいいと思います.
大事なことは決してあきらめないこと.最後まであきらめないことです.
あきらめずに,くさらずに必死でやっていると,思わぬ幸運が味方してくれるものですよ.
皆さんそう思いません?

検索エンジンの進化

2006年06月12日 20時18分33秒 | 日記
今どきのネット人としては,車に乗らない日はあっても検索エンジンを使わない日はありません.
私は機能面では「goo」,性能面では「google」が気に入っているので,この2つを目的によって使い分けています.
でも,最近,googleも意欲的に面白い機能を追加してきていますね.
例えば,
googleの検索窓に「1000円をドルで」と入力してみて下さい.
すると...
「1000円 = 8.77886 米ドル」って出てきます.
こんなのもあります.
「ルート3は」と入れると,「ルート(3) = 1.73205081」と出てきます.
まさに電卓ですね.
googleマップはレストランを地図から探すのに重宝しています.
英和や和英辞典を引きたいとき,天気予報,鉄道の乗換えを調べるときはgooですね.
これからも検索エンジンはどんどん進化していくんでしょうね.
そのうち,「福岡市内で4人で飲みたいんだけど,和食で5000円以下で,博多駅から歩いていける店」
なんていうと,速攻でいいお店を教えてくれるかも.
ためしに今のgoogleでやってみると?
やっぱり!!の結果でした.

梅酒

2006年06月11日 12時59分20秒 | 日記
知り合いの農園から梅の実をたくさんもらったので梅酒を作ることにしました.といっても,いつものとおり,私は見てるだけで,かみさんにおまかせです.写真のような容器に,下の方に氷砂糖をいれ,梅をのせ,焼酎(ホワイトリカー)を入れます.すると,氷砂糖がじわじわと溶け,数日で写真のようになりました.
写真だとちょっとわかりづらいですが,面白い現象が起きています.発見者はかみさん,さすが製作担当者です.
どういう現象かというと,下の方の梅は浮いていますね.梅の下に焼酎が見えてますから.しかし,ビンの上の方の梅は沈んでいるんです.梅の上に焼酎が見えますからね.これ,結構面白いですね.
かみさんの話によると,原因は氷砂糖だそうです.
氷砂糖は徐々に溶けるので,ビンの下の方ほど濃く,上の方ほど薄いです.したがって,焼酎の砂糖溶液の比重は,砂糖がたくさん溶けている下の方ほど重く,上の方ほど軽いわけです.梅の実は上でも下でも同じ比重ですから,下では浮き,上では沈むということになったそうです.ふむふむ,なるほど.

サッカーワールドカップ開催

2006年06月10日 23時35分58秒 | 日記
始まりましたね.サッカーワールドカップ.
日本チーム,ジーコジャパンの活躍を祈っています.
野球のWBCのときは,意外な展開というか,予想外の戦況が日本に有利に働き,ひょっとして,,,という感情があんな盛り上がりに繋がったような気がしています.
ワールドカップではどんな予想外の展開が起こるのでしょうか?
それが楽しみです.是非起こってほしいです.
史上最強といわれるブラジルが予選敗退とか???
それはないか.
でもひょっとしてあるかも.
何が起こるかわからないのが勝負の世界ですから.
そういう予想外のできごとがまた,楽しみの元なんです.
予想通りのことが起こってもつまらない.
ちょっと,専門的な用語を使って申し訳ないですが,「エントロピー」という言葉があります.
この「エントロピー」という言葉,大きく分けて2つの学問で使われます.
一つは「熱力学」,もう一つは「情報理論」です.
熱力学では気体などの分子の「無秩序さ」をあらわします.
情報理論では,あるできごとが起こることの「予想しにくさ」を表します.例えばすごく強いチームと,すごく弱いチームが戦う試合のエントロピーは小さくなります.「強いチームが勝つ」と予想することが簡単だからです.しかし,阪神対ロッテのように結果が予想できない試合だとエントロピーは大きくなります
日本チームの予選リーグでは,たぶんブラジル対オーストラリアの試合のエントロピーが「最も小さく」,日本対クロアチアの試合のエントロピーが「最も大きく」なるでしょう.
まあ,講釈はどうでもよいとして,とにかく,日本チームの活躍を心から祈ってやみません.

「光化学スモッグ」の翌日に「梅雨入り」

2006年06月09日 17時23分04秒 | 日記
熊本では,一昨日に今年初の光化学スモッグ注意報がでました.
東京の人にとっては当たり前のことというか,何でもないことでしょうが,熊本では珍しいです.
光化学スモッグ注意報は,空気中のオキシダントが0.12ppm以上の状態になると発出されます.(ネットで調べたことのうけうりですが...)オキシダントとは、自動車などから大気中に排出された窒素酸化物や炭化水素が太陽の紫外線を受けて光化学反応を起こし二次的に生成される酸化性物質のうち二酸化窒素を除いたものをいい、オゾンが大部分とのことです。(専門外なので詳しいことは聞かないでね)
オゾンは目やのどの痛みの原因になり,発癌性も疑われているようです.
そう考えると,単に珍しいことが起こったと,感心している場合じゃあないって気がしてきます.
発ガン性については,先日,ガンによる年間の死者数が40万人に近づいた(達した?)というニュースがありましたね.
これは交通事故による死者数の10倍以上の数字です.
この数字には,自動車の排気ガスによる大気汚染が関係していると考える方が自然ですよね.
もっとも,熊本の場合,注意報が出た翌日に雨が降り,梅雨入り宣言まで出てしまったので,皆さんあまり気にしていないですな.
まあいいか.

迷ったら多数決 ~ 検索エンジンの意外な使い方

2006年06月08日 22時57分57秒 | 日記
今日大学で,事務職の人と話をしていたとき,次のような質問を受けました.
「先生,最近ユビキタスっていうことばを良く使いますが,ユービキタスとも言いますね.どっちが正しいんでしょうか?」
これには,困りました.
確かにどちらも使いますし,つづりは「ubiquitous」で,どちらとも言えない.
外来語のカタカナ表記って,これっていう決定版はないことが多いです.
メール/メイル,コンピュータ/コンピューター,等いろいろありますからね.
こんな時,私の解決法は「検索エンジン」による多数決です.
例えば,googleで「ユビキタス」を検索すると313万件あるのに対し「ユ-ビキタス」だと1万5千件しかありません.これだけ差があると,世の中では「ユビキタス」を使う人が多いと言っていいですね.この多数決法,宜しかったらお試し下さい.
なお,ユビキタスとは,いたるところに存在する(遍在する)という意味でして,「ユビキタス○○」のように何かとくっつけて,「どこにでもある○○」という意味で使います.ユビキタスコンピューティングだと,身の回りの電気製品,電話機.情報機器等あらゆるものにコンピュータが組み込まれており,時間とか場所を気にすることなく利用できるコンピュータ環境のことになります.

見つからない全面広告電車

2006年06月07日 20時09分32秒 | 日記
5月18日のブログで紹介しましたが,「こんなのあり?」という全面広告の路面電車の話です.その後,気を付けてはいたんですけど見つからないんですよ.仕方ないのでどんな電車だったか?だけでもご紹介します.それは,警察(熊本県警)のコマーシャル電車でした.交通安全だか警察官募集だかのコマーシャルのための電車なんですが,電車がパトロールカーと同じ黒と白のツートンカラーで塗り分けられているのです.下手な絵で恐縮ですが...ぜひまた見たいです.見つけたら今度こそ写真を撮ります.<決意!>