行ってきました,北海道!
いろいろな所へ行き,いろいろなものを見て,いろいろなものを食べてきました.
でも,何といってもうれしかったのは,北海道の涼しさです.
連日猛暑日の熊本で,仮死状態のようになった体が,最低気温17度の北海道のおかげで生き返った感じです.
[第1日目:8月20日(月)]
朝熊本空港を発ち,羽田経由で千歳空港へ.
熊本からは千歳直行便がないのです.(泣)
札幌で大学に通う長男とは,無事,千歳空港で落ち合うことができました.
元気な顔を見て,一安心.
その足で,レンタカーを借りて,富良野に向けて出発.
借りた車にはカーナビが装備されていました.
実は,我が家の車にはカーナビがないので,カーナビ使用は初体験.
便利なものですね.
地図がとても見やすくて,ほとんど道に迷うことはないですね.
千歳市内から高速に乗り,三笠IC経由で,富良野へスムースに移動できました.
宿に行く前に,2箇所ほど観光.
一つは,「ファーム富田」
ファーム富田は,ラベンダー栽培の先駆けで,代名詞的な存在とか.
あいにく,ラベンダーは季節が,1ヶ月ほど遅かったので,少ししか咲いていませんでした.(写真)
もう一つは,あの「北の国から」で有名な「五郎の石の家」です.
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私もかみさんも「北の国から」シリーズのファンなので,とても興味深かったです.
田中邦衛さんの口調がおもわず脳裏によみがえりました.
宿には7時頃到着し,先に食事をすませてからお風呂へ.
熊本から北海道・富良野へ2000km近い大移動でしたが,あっという間の一日でした.
なお,夕食の後,部屋のテレビで例の沖縄の飛行機事故のニュースを見て,大ビックリ.
到着後に知ってよかった.
[第2日目:8月21日(火)]
午前中は美瑛の丘めぐりを楽しみました.
北海道の自然を,男性的な面と女性的な面に分けると,その女性的な面というのでしょうか,ひろびろとしたのどかな自然の代表である,パノラマ的な景色を楽しめる場所ですね.
写真のパノラマロードと呼ばれる花一面の丘は目を見張るほどきれいです.
このあたりは,なだらかな丘の上に,特徴的な木がぽつんと立っているところが多くて,コマーシャルにたくさん使われているようです.
写真はそのひとつ,「セブンスターの木」
この他,日産スカイラインの「ケンとメリーの木」,「マイルドセブンの丘」等があります.
午後は旭山動物園に行きましたが,その前にお昼ご飯を,旭川市内の「青葉」というラーメン屋さんにて,旭川ラーメンを食べました.
なんと,のりに「旭川らうめん 青葉」と印刷してるのにビックリ.
おいしかったです.
旭山動物園は夏休み中とあって,かなり込んでいましたね.
北極熊やアザラシなど人気ものを見るには30分程度待たなければなりません.
今年は東京上野の動物園を抜いて,入場者数日本一に輝いたという旭山動物園.
ひととおり見て感じたのは,動物達が生き生きしていることですね.
何より,動きが活発です.
一般の動物園だと,動物達はほとんど動かないですよね.
ただ,じっと寝ているだけの動物達を見るだけという印象でした.
しかし,ここ旭山動物園では,とにかく,動物達がよく動くので,見ていて飽きないという気がします.
では,なぜ,そういうことができたのか?
それは,動物達の習性をよく研究し,動物達が活発に動きたくなるような環境を用意してあげているからです.
例えば,ただ檻の中に動物を入れるのではなく,野生の状態に近くなるような,植物,土,岩,綱や渡り梯子などを配し,「本能的に」動物達が動き回りたくなるように工夫されているのです.
さらにうれしいことに,それを見る観客が,動物達の動きがよく見えるように,横からだけでなく,上から,下から,見えるように通路や観察スポットが工夫されているというわけです.
ただ,写真は動物達の目を保護するためフラッシュ禁止なので,あまり撮ることはできませんでした.
仕方ないですね.
まあ,自分の目でしっかりと見て感動すればよいということでしょう.
[第3日目:8月22日(水)]
3日目は富良野からニセコへの移動日なんですが,途中札幌で寄り道をして,長男の住処を覗く事にしました.
長男は,大学に入った当初は,まかない付きの下宿に入っていましたが,友人3人と,計4人で,賃貸マンションをシェアして,分担で自炊するという,私の経験からは想像できないような生活をしているのです.
20歳の若者が4人で共同生活なんて,どう考えても無謀だなあと,思いつつも,本人が頑張っているようなので,文句を言わずに黙って見ておりますが...
せっかくの機会なので,見ておこうかと...
結果は,...
思ったよりは,よくやっているなという感じです.
食事もちゃんと作っているようですし.
ま,もうしばらく様子をみることにしましょう.
お昼は札幌駅ビルの回転寿司で.
途中,三段の滝とか,観光しながらニセコの宿に向かいました.
宿の名前は「甘露の森」.
この近くの湧き水を甘露の水というらしいのですが,昭和天皇がこのお水を口にされて,「甘露」と,おっしゃったのがその由来とか.
夕食は,豪華な刺身盛に始まる,和洋折衷の懐石風.
海鮮ものは北海道ならではのもので,おおいに堪能しました.
[第4日目:8月23日(木)]
4日目のメインは,ニセコのラフティング体験.
NAC(ニセコアドベンチャーセンター)というところがやっているシステムです.
8人乗りのゴムボートで,尻別川を8km程,1時間半くらいかけて川下りします.
かなり揺れますし,水しぶきで濡れますので,デジカメは持って行けません.
だから,残念ながら写真は無し.
でも,NACの人がまとめて撮ってくれ,後で,注文に応じて送ってくれることになっています.
このシステムを立ち上げたのはオーストラリアのビジネスマンらしいのですが,その人が始めて,この地を訪れた時,「こんな,すばらしい自然があるのに,なぜ,日本の人々はここで遊ばないのか?」と,大いに疑問に思ったそうです.
それが,きっかけになり,結局,自らこのシステムを商品化し,事業として立ち上げたとか.
今では,近くに類似のサービスが増えてきているようですが,ここNACがオリジナルだそうです.
なお,社長がオーストラリア人ということもあって,一緒にボートに乗り,指導してくれるガイドさんの中に3人もオーストラリア人の若者が混じっています.
たまたま,私達のボートも,ベックさんという20歳くらいの若い女性のガイドさんが乗ってくれ,ボートの指導だけでなく,英会話の臨時教師もやってもらうという,うれしい想定外の経験もありました.
こちらからも日本語を教えてあげ,give and take の精神を実践したというところ.
[最終日:8月24日(金)]
最終日はニセコから,途中,羊蹄山や支笏湖などを観光しながら,千歳へ向かいました.
写真は羊蹄山.
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人物は左から,かみさん,長女,長男です.
シャッター係が私.
千歳に3時前に着き,レンタカーを返してチェックイン.
来た時と逆のコースをたどり,羽田経由で熊本へ.
さあ,夏休みも終わりです.
実は,旅行中にも,学部長から電話で,講演の出張の依頼が入ったり,入試課の人とのその段取りの話を電話したり,いろいろとあったんですが,まあまあ,楽しい旅行でした.
英気を養ったと,言えるかどうかは正直わかりませんが,また,来週から頑張って仕事するしかないですね.