「尋ね人」谷村志穂
死期の迫った母の最後の願いは,昔好きだった人を探し出すことだった.
その願いを叶えるべく,奔走する娘.
娘本人も,彼と別れた(振られた)ばかりで,心は鎖に縛られたような状態.
そんな中でも,何とか母の気持ちに沿えるよう調査を始めるのだった.
母の想いと,今の自分の不甲斐なさに挟まれて苦悩する娘.
重たい小説だな.
恋愛って,こんなに重たいものなの?
仕事とか,趣味とか,旅行とか,スポーツとか,料理とか,気の合う仲間とか...
人生には楽しいことがいっぱいあるでしょう?
なんで恋愛だけが特別なの?
なんて,つまらないことを思ってしまう,恋愛音痴の私でした.
死期の迫った母の最後の願いは,昔好きだった人を探し出すことだった.
その願いを叶えるべく,奔走する娘.
娘本人も,彼と別れた(振られた)ばかりで,心は鎖に縛られたような状態.
そんな中でも,何とか母の気持ちに沿えるよう調査を始めるのだった.
母の想いと,今の自分の不甲斐なさに挟まれて苦悩する娘.
重たい小説だな.
恋愛って,こんなに重たいものなの?
仕事とか,趣味とか,旅行とか,スポーツとか,料理とか,気の合う仲間とか...
人生には楽しいことがいっぱいあるでしょう?
なんで恋愛だけが特別なの?
なんて,つまらないことを思ってしまう,恋愛音痴の私でした.
「ファウル」安藤公章
安部公房ならぬ安藤公章のミステリー、というか刑事ものというか、まあ、事件もの。
ドキュメンタリー風に殺人事件を追いかける展開。
ある市役所の小役人が野球のバットで殴られ殺害される。
調べてみると、その被害者がひどい奴。
若いころからずっと、人を傷つけることが趣味みたいな悪人で、過去に何人もの人を自殺に追いやったり、職を失わせたりしてきた。
そんなひどい奴が殺されたわけで、当然、彼に恨みを持つ者は多く、犯人は誰?って感じになる。
ただ、その設定の割に、加害者と疑われる登場人物が少なくて、え?他にもいるだろうっていう違和感があった。
ただ、物語自体はなかなか飽きさせず、面白い。
一方で、文章がちょっと堅くて、角々した感じで読みづらいかも。
題名は、プロ野球と高校野球の関係者が多く出てくることから。
まあ、ちょっと「是非どうぞ!」という感じではないかな。
安部公房ならぬ安藤公章のミステリー、というか刑事ものというか、まあ、事件もの。
ドキュメンタリー風に殺人事件を追いかける展開。
ある市役所の小役人が野球のバットで殴られ殺害される。
調べてみると、その被害者がひどい奴。
若いころからずっと、人を傷つけることが趣味みたいな悪人で、過去に何人もの人を自殺に追いやったり、職を失わせたりしてきた。
そんなひどい奴が殺されたわけで、当然、彼に恨みを持つ者は多く、犯人は誰?って感じになる。
ただ、その設定の割に、加害者と疑われる登場人物が少なくて、え?他にもいるだろうっていう違和感があった。
ただ、物語自体はなかなか飽きさせず、面白い。
一方で、文章がちょっと堅くて、角々した感じで読みづらいかも。
題名は、プロ野球と高校野球の関係者が多く出てくることから。
まあ、ちょっと「是非どうぞ!」という感じではないかな。