書く仕事

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「冷たい校舎の時は止まる」辻村深月

2011年07月23日 22時33分40秒 | 読書
「冷たい校舎の時は止まる」辻村深月





困ったなあ.
どうしよう.

話はそこそこ面白くて,上下2巻の長編ながら,最後まで飽きさせることはない.
一つ一つのエピソードは結構引き込まれるものがある.

しかし,なあ.

つまんないんだよな.
読み終わった後に残るものがない.

「驚きと発見」がない.

へえ,こんな事件もありうるのか,とか,そうか,こういう考え方もあるのか,とか,とにかく,びっくりさせることがない.
もちろん,涙とか感動もない.

ストーリーの複雑さと変化球の連続に目を惑わされるというところ.
犯人が見え見えなのも原因だけど,犯人がわかっていても素晴らしい小説はいくらでもあるから,やはり原因は別にあるに違いない.

やはり,人物の描き方かなあ.

主な登場人物は犯人を入れて9人なんだけどキャラがかぶりまくりなんです.

台詞だけちょこっと見てると,誰の発言かわからない.

一応,悪ぶりキャラ,優等生キャラ,おとなしい系キャラなど,設定としての説明はくどいくらいあるんだけど,台詞にそれが表現し切れていないってところかな.

みんなとても良い子で,その良い子たちが無理していろんなキャラを演じています.みたいな.
厳しい言い方をすると,中学校の学芸会を見ているような気がしてくるわけね.

次の作品を読むべきか否か,悩む作家ではあります.

奇遇ですね。

2011年07月09日 22時56分09秒 | 日記
今日は娘の中学の奉仕活動に参加してきました。
地域への貢献とかで、中学の近くの公園の草むしり作業です。

生徒は、部活で遠征中の者を除いて全員参加ですが、保護者は有志だけです。でも、それでも数十名は参加していたかな。
生徒と保護者をまぜて、いくつかのグループに分け、各々を先生が引率してあちこちの公園に散っていくわけです。

私の班は40代の男性の先生が引率してくれることになったのですが、その顔に見覚えが...

あちらも、私の顔をみて、固まっている。

数秒後、、、

「あ、スナック××でいつも会う方!」
なんと、その方いきつけのスナックの常連さんだったのです。
今までに3~4度は店で会っているし、客同士で結構会話をしているので、顔を覚えているわけです。

つまり、その常連さん、私の娘の中学の先生だったというわけね。

さすがにしばらくはお互いに恥ずかしそうにしていましたが、草むしりをしているうちにだんだんスナックでの会話みたいになってきまして、「いかんいかん、先生と生徒の保護者の関係に戻さなきゃ」と、2、3回は修正しましたね。

それにしても、まさに奇遇です。

熊本はせまい!
先生は悪いことできませんなあ。

電話と同じやり方でいいんじゃない?

2011年07月03日 22時03分14秒 | 日記
電力の話.

結局,無理して需要に合わせようとするから「原発が必要だ」なんて言い出してるんでしょ?

電話の場合は,予め設計されたトラフィック容量しか裁けないから,それでよしということになっている.

だから,災害時とか,呼が大量に発生したときは,発信規制をかけて,繋がらないことになっている.

社会的にも,今は災害時だから電話は控えましょうというコンセンサスが得られているわけで.

電力もそうしたらどうでしょう?

つまり,真夏の暑いときは,ラジオやインターネットで,電力容量の何%まで行ってるかキャンペーンやるんですよ.

『今は発電容量の95%です』とか,『あ,今98%になりました』とか,リアルタイムに実況中継やるわけ.

あ,やばいと思ったら,多くの人がエアコンを切るか,設定温度を上げるでしょう?

それで,収まるならそれでよしだし,万一だめなら,一度大停電経験して痛い目に会えば,次回からはエアコン切るようになりますよ.

欲しい分だけ,腹いっぱいになるまでの電力を作って提供するという考え方を止めればいいんではないでしょうかね?

上着取り違い事件

2011年07月02日 19時43分57秒 | 日記
つい最近の話.

同僚のK教授に起こった,気の毒な事件の顛末.

K先生は普段は超がつくまじめな方ですが,お酒が入ると陽気なおしゃべりと××なカラオケで私を楽しくさせてくれるので,よく飲みに行きます.

で,先日のこと.

行きつけのスナックAで夜10時半ころまで一緒に飲んでいたと思ってください.

私は,翌日ちょっとつらい仕事があったので,「どうぞごゆっくり」と,言い残して,K先生を置いて先に帰宅しました.

家に着いたら,風呂に入ってすぐ寝ちゃったわけ.

で,翌朝,携帯をチェックすると,「ん?」

K教授から夜中に電話着信が入っている.
私はマナーモードのまま寝ちゃったので,電話がかかったのに気が付かなかった.

変だなあと思って携帯を眺めていると,いきなり着信が.「ブブブ」

出てみると,K先生.
「coollife先生,上着間違ってませんか?」

「え?」

調べてみると,確かに上着が違う.良く似ているが私のじゃない.

「それで,上着のポケットにカギが入っていませんか?」

と質問されましてね.

確かめると,確かに入っていた.

つまり,ということは...

そうなんです.

K先生,カギがなくて,昨夜は自分のアパートに入れなかった.
彼は単身赴任なので,中から開けてくれる人がいないからね.

後で聞いたら,近くのお弁×のヒ×イで夜明かししたらしい.

わああ,ごめんなさい.

電話を切ると,ただちに大学に急行し,上着とカギを渡しましたが,K先生ついに一晩自宅に帰れずに,そのまま,仕事を開始するはめになってしまったという,聞くも涙の物語でした.

私はママさんが渡してくれた上着をそのまま信じて着て帰ったのですが,サイズが同じくらいなので全く気が付かなかった.

この話,次回そのスナックに行ったとき,ママさんに話すべきかな?