Windowsパソコンをお持ちで,ワープロを使われる方は,ほぼ100%?ワード(MicrosoftWord)を使われていると思います.
word97~2003は,いろいろ批判はありましたが,公文書のひながたがワードだったりする事情もあり,仕方なしに皆さん使ってきました.
そして,使いづらいなりに,少しずつ慣れてきて,なんとか使いこなしておられるのではないでしょうか?
しかし,VISTAとほぼ同時に発売されたword2007には,多くの方が怒りを感じたことでしょう.
私もこんな,ユーザ無視の改変は許せないと思いました.
従来とユーザインタフェースのコンセプトが全く違う上にメニュー構成の統一感が全くない.
明らかに改悪といわざるを得ない.
まあ,一応こちらは情報系の教育を生業としている以上,「新しいwordは使えないんですぅ」なんて言えないので,仕事だと思って,一通り機能を使ってみました.
しかし,どうしても納得できないので,一言,ブログで悪口を書かせてもらおうと思ったしだい.
従来はWindowsは基本的にはすべての機能が「メニューバー」に入っていて,よく使うものがツールボタンに割り当てられるというコンセプトでした.
そのコンセプトはこの20年近くユーザから支持されてきた.
それに慣れているユーザはwordだろうがエクセルだろうが,マニュアルを見なくても概ね使えていました.
しかし,今度の2007シリーズはメニュー→ツールバーというコンセプトは反故にして,機能の分類をやり直し,使う『場面』タブごとに機能を割り当てるということをやってしまった.
つまり,通常の文書入力や編集作業は「ホーム」で,文書をチェックするときは「校閲」で,という風に場面で分けちゃったんですよ.
だから,文書を流れで作るタイプの人にはいいかもしれないです.
ですが,普通は一人の人が作成をしつつ,修正もする,仕上げもする.
だから,機能は似たような機能ごとにメニューに入れておいてくれれば勝手に使うから,という「わがまま」が以前はできていた.
しかし,2007ではそれが一切出来なくなりました.
使いたい機能が,マイクロソフトが考えた分類のどこに存在するかを探し当てない限り,その機能は使えません.
写真は,最近見つけた機能というか,こんな所に隠れていたのか?という例.
word2003ではツールメニューに入っていた「オートコレクト」機能を外したくていろいろ探していたんですが,しばらく見つからなくてほったらかしにしていたら,ありましたよ,こんなところに.
「ふざけるな」と思いませんか?
いったい,どういう発想から,「オートコレクト」の設定がこんな場所にあるんでしょう?
「wordのオプション」だと?
言ってみれば,文字入力以外は,みなオプションだよね.
ああ,腹が立つ.
.......
でも,書きたいこと書いたら,スッとした.