書く仕事

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コンピュータのシステムダウン防災訓練

2007年05月28日 23時31分16秒 | 日記
全日空のコンピューターシステム障害は27日に復旧したものの、ダイヤの混乱は一夜明けた28日も一部で続きました。
予想外の大きな混乱を招きましたね。
考えてみたら、飛行機が故障したわけでもなければ、乗務員がストをやったわけでもない。
予約や搭乗手続き用のコンピュータが不調になっただけなんです。
なのに、こんな大事になってしまったのです。
この事件は、とても大事なことを示しているような気がします。
つまり、我々の一見便利な社会システムが、あまりにコンピュータに依存しすぎているのではないかということです。
水や空気と同じように世の中に浸透しているコンピュータシステム。
しかし、ひとたびそれが反乱を起こせば、それに対して人間はあまりに弱い。
コンピュータは、人間が作ったものでありながら、すでに人間の管理能力のはるか上を行く能力で、人間を管理しているという事実を思い知らされた事件でした。

ひとつ提案です。
地震や大火のための防災訓練ってありますよね。
多くの企業や自治体で、毎年実施されているはずです。
その防災訓練の一環として、コンピュータシステム障害の防災訓練というのをやるのです。
もし、その企業や自治体のメインコンピュータがシステムダウンしたら、という想定で訓練をやるのです。
人手を使ったり、昔のシステムを使ったりいろいろな手が考えられると思いますが、とにかく、復旧までの半日なり1日をなんとかしのげるよう、予め訓練しておくのです。
これをやるかやらないかで、全然違ってくると思いますよ。
もちろん、人件費などコストはかかると思います。
しかし、ANAは結局たくさんの欠航を出してしまいました。その経済的損失と社会的責任を考えたら、お安いものだと思います。