風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

生のビーツでボルシチを作ってみた。

2022-02-23 02:20:45 | 日々いろいろ




先日の記事を書いた翌日に近所のスーパーを歩いていたら、生のビーツが1個98円で目の前に
安い。しかも大きい(約500g)。
これは間違いなく神様がボルシチを作れと言っている。
買いました。
作りました。

美味しー----い

トマトスープとは違う、この素朴で野性味ある味がいい!
調べたら、ボルシチはロシアではなくウクライナの伝統料理なんですね。

ボルシチ:テーブルビート(ブリャク)を中心とした紫色の野菜スープ。ロシア・ポーランド・リトアニア・ユダヤ人などの料理に影響をあたえ、世界的に認められているウクライナの代表的料理の一つ。ウクライナのそれぞれの地域によって作り方が異なる。ウクライナ中部では50種類以上のレシピが存在する(「赤のボルシチ」・「緑のボルシチ」、「ヘーチマンのボルシチ」、「冷たいボルシチ」、「茸のボルシチ」など)。
(wikipedia「ウクライナ料理」より)

写真では色がわかりにくいかもですが、トマトスープのようなオレンジがかった色ではなく、血のような深紅色です。美味しいだけでなく、異国気分も楽しめる料理。
思えばビーツ(beetroot)という野菜を初めて知ったのは、イギリスでだったな サボテンの実やルバーブやエルダーフラワーも。

以下、レシピの自分用覚書です。ネットの色んなレシピを参考にさせていただきました。
皮を剥いた後の余ったビーツ(今回は300g)は、2cm角に切ってラップをかけて12分レンチンし、塩をふって食べると甘い紫芋みたいで美味しいよ サラダにしてもよし。
ちなみに写真のパンは、ファミマの冷凍ラケルパンです。本来は黒パンが合うのでしょうが、食べたかったので




調理時間 /120分
材料(4人分)

・水 1200cc
・牛肉(カレー・シチュー用)350g
・生のビーツ 180g
・人参 小1本(100g)
・じゃがいも 小2個
・キャベツ 300g
・玉葱 小2個(200g)
・ニンニク 1かけ
・ローリエ 1枚
・固形スープの素(コンソメ) 2コ
・トマトペースト 36g(カゴメトマトペーストミニパック 2袋)
・トマトケチャップ 大さじ2
・サラダ油 大さじ1
・塩 少々
・胡椒(粗挽き) 少々
・サワークリーム 適量 ※酸味の少ない水切りヨーグルトだ代用可
・ディル(or 乾燥ディルウィード) 少々 

①フライパンで牛肉の表面を軽く焼く。鍋に水1200cc、牛肉を入れ、中火にかける。煮立ったらアクを取り弱火にし、コンソメを加え、蓋をして1時間20分煮込む。

②ビーツの皮を剥いて千切りに、人参も千切りに、玉葱をみじん切りにし、フライパンに油を引いて炒める。トマトペーストとトマトケチャップも加えて炒める。

③ニンニクを薄切りに、キャベツを千切りに、じゃがいもをひと口大に切り、①の鍋に入れる。ローリエを入れ、蓋をして弱火で更に30分煮込む。

④②で炒めた野菜を鍋に入れ、塩胡椒で味を調える。
★ビーツは煮すぎると色がとぶので注意

④器に盛り、サワークリームをのせ、刻んだディルをかける。

Борщ!!! За уши не оторвешь. Бабушкины рецепты. Попробуйте!


こちらの動画では牛肉ではなく豚肉を使っていますね。

ウクライナはこのスープの地域ごとのバリエーションが非常に豊かであり、実質的にそれぞれの州ごとの独自のレシピを誇っている。個々のバリエーションの違いは、使用するストックの種類(肉、骨、両方)、肉の種類(牛、豚、鶏など)、野菜の選択およびその切り方と調理法などによるものである。たとえば、典型的なレシピでは牛肉と豚肉を使用するが、キエフでは牛肉だけではなくマトンないしラムも使用し、ポルタヴァ地方ではボルシチに使うストックは家禽の肉、すなわちニワトリ、アヒル、ガチョウの肉が用いられる。
(wikipedia「ボルシチ」より)

私が今回ボルシチを作ったのは最近の世界情勢とは関係はありませんが、ウクライナという国について「バレエではザハロワやポルーニンやマラーホフがいるけど(ロパ様やリアブコやニジンスキーもなのか…!)、ピアニストも誰かいたような…?」と調べてみたら、リヒテルもギレリスもホロヴィッツもウクライナ出身なんですね(あと音楽教師のネイガウスもザークも)
ギレリスがソ連からの亡命を決断できなかった理由の一つは生まれ故郷のオデッサに郷愁の念を抱いていたからとアファナシエフが言っていたけれど、オデッサってウクライナの街だったのか…(当時はソ連領)。さらに驚いたことに、オデッサはなんと我が市の姉妹都市だった…。今年で57年目を迎えるそうです。
どうか犠牲が出ることなく、平和な方法で解決がなされますように…。

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