市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

あたたかき冬のまひるに蓮根の濡れにぞ濡れしきんぴらは夜

2008-12-12 21:14:44 | Weblog


 これは戯れうた。


 見せばやな雄島の海女の袖だにも濡れぬぞ濡れし色はかはらず


                              殷富門院大輔

 百人一首にある。


 



 ケアで、お野菜の下ごしらえを依頼され、蓮根をスライス。今が旬の根菜は、しっかりと持ち重りがして、みずみずしく締まった身がおいしそうだった。


 うちにも蓮根があったのを思い出し、帰ってからきんぴらをこしらえた。

 胡麻油でいため、八方出汁と、砂糖、酒、醤油、鷹のつめ、柚子の皮などで調味する。あまからく、田舎ふう。


 われながら上出来。まとめてつくったので、二日三日、重宝する。


 水仕事の、たのしさと、おいしさ。


 ほんとの言葉遊び。



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