これは戯れうた。
見せばやな雄島の海女の袖だにも濡れぬぞ濡れし色はかはらず
殷富門院大輔
百人一首にある。
ケアで、お野菜の下ごしらえを依頼され、蓮根をスライス。今が旬の根菜は、しっかりと持ち重りがして、みずみずしく締まった身がおいしそうだった。
うちにも蓮根があったのを思い出し、帰ってからきんぴらをこしらえた。
胡麻油でいため、八方出汁と、砂糖、酒、醤油、鷹のつめ、柚子の皮などで調味する。あまからく、田舎ふう。
われながら上出来。まとめてつくったので、二日三日、重宝する。
水仕事の、たのしさと、おいしさ。
ほんとの言葉遊び。