雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

消しがたい波紋が揺れる水滴のいちにち器は明るいにせよ

2008-02-23 22:31:26 | Weblog


 いちにちに。








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こゑ絶えてひとり在(あ)ることぬばたまの夜づたふ風の音をたどりつ

2008-02-23 22:25:07 | Weblog


 眠りの前に








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さはらかに髪洗ひ終へ髪を乾す朝までの時はゆるく眠らむ

2008-02-23 22:08:37 | Weblog


 髪を洗って、乾かしながら。

 ドライヤーは使わない。

 なかば濡れ髪のまま眠り、しぜんに乾くのを待つので。

 
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こころよき濁りたたへて夕映への恋人たちは匂ひはじめる

2008-02-23 20:14:04 | Weblog

 街角の風景。

 
 それと、浜田到さんの歌から。

     春近き柱にもたれそのままに夕映えゆきし無臭のひとよ

 


 わたしは、彼の歌や詩が大好きなのだけれど、ときどき困惑することがある。
 
 彼はセンシティヴで、筆触はかぼそく、抒情的な前衛短歌を詠う。
 
 ときどき、彼の詩歌は、自分の歌ではないかと思うくらい、シンクロします。

 でも、ふっと距離を感じることも。

 彼の世界観は、優美繊細、なのに、冷たすぎる気がして。

 無臭、という単語にひっかかりました。

 生きていることは、あたたかく匂ひゆたかなことではないのかしら。

 今夜もまだ、ドラセナが咲いている。

 少しずつ、小花と蜜を滴らせながら。


 夜来香って、こんな匂いだろうか?








 
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原野には剥(む)き出しのまま貌(かお)を置く鋭角の影飾りつけよう

2008-02-23 15:13:58 | Weblog


 ジョルジュ・ドンに。







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春のちから備へあばれよべジャールの目玉祀らば地はどよめかむ

2008-02-23 12:29:41 | Weblog

 ベジャールのバレエ「春の祭典」によせて。

 彼の際立った眼光と。


 今日は常ならず暖かい。なにかが騒ぎ出す気配。地の底から?

 それとも血の根源から?


 ストラヴィンスキーが聴きたくなる。









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匂ふほど夢は短し朝明けの尿意まっさきに男の記憶

2008-02-23 09:45:44 | Weblog


 現代短歌風に、朝。

 でも、現代ってなんだろう?

 ソボクな疑問。

 「~ねばならない」と束縛されてしまったら、のびのびと詠えない。

 節度は必要だけれど。

 どこに枠組みがあり、様式があるのか、わからない。






 
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