市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

ゆふぐれは膚へ沁みこむ真珠母の虹のかがよひMadamEmeraude

2008-02-11 16:38:58 | Weblog
 絶版になってしまったと思っていたのに、コティの香水エムロード。

 検索したらぐうぜんみつかった。

 
 これは椿さんに教えてもらった香りのひとつ。

 アルフォンス・ミュシャの女性像みたいなアール・ヌーヴォーの匂いがした。

 彼のお姉さんと、音楽の先生愛用の香水と聞いた。

 昔、椿さんから、ひとつもらったけれど、エムロードは成熟した大人の香りで、そのころのわたしは、幼稚で似合いそうもなかった。

 椿さんの音楽の先生は、性格も嗜好もわたしと母子のようにそっくりだという。

 洋服のえらびかた、和服の好み、芸術へのちかよりかた、などなど。


 浮遊遺伝子で、その方とつながっているのかも。

 海外移住されて、もうお戻りにならないそうです。

 お会いしたことないのに、敬愛している。

 彼女もエメラルドグリーンがお好きだそうだ。

 
 真珠母、あいまいな虹いろ、昼と夜とのさかいめの溶け出すひかり。

 嗅覚のなかで、甘くゆるやかな曲線をえがく、エムロードの香りを思い出して。


 今も昔と変らない香りなんだろうか?




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春香うどまた手にかへる地のかおりふきのとうなども湯がきたくなる

2008-02-11 09:43:14 | Weblog
 昨日、道すがら八百屋の店先。

 みずみずしい、ふっくらした独活がならぶ。あ、春がきたと思う一瞬。

 またおみおつけにしよう。独活だけの合わせ味噌汁。おいしいんだ。


 ついでにふきのとうも思い出す。きみどりいろのほろにがさ。土の味。

 酢味噌あえがいいな。


 蕗の薹の花言葉は「待望」だそうです。





 画像提供誕生花の辞典:2月16日の誕生花は「フキノトウ」







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