ハドソン「はるかな国 とおい昔」
思い出の少女のひとりに。
リベラータ…自由?
わたしの歌は、ほとんど題詠のようなもの。
実景を詠うのは季節と時間の情景ぐらいか。
げんじつの人恋などは、直接の歌材にしない。
けれど、愛や性も詠う。プラトニスムも。etc……。
芸術表現のなかで、自然の情を抑圧したり、無理に退けるのは不健康と思う。
もちろん節制は必要だけれど。
暮れつかた、大気がしいんとひそまってくると、しぜんに歌が昇るような気がする。
それは明け方も。
昼と夜のさかいめの時間。
時のはざまの波打ち際。