雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

夜櫛(よぐし)梳(と)く匂ひつのりていっぴきの猫ねむらせる藻とぞなりぬる

2008-02-04 23:41:31 | Weblog
 夜櫛……眠る前に髪を梳かしながらふと。

 あらためて。






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満ち潮は高き鼻梁を誇りたり汝(な)に運ばれし女身嗅ぐため

2008-02-04 20:45:37 | Weblog


 私は〈想いの波〉を見てみたい……浜田到さんの日記から。

 







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ゆふぞらの澄みてつめたきひかり待つごとあらぬ人恋ふこゑリベラータ

2008-02-04 17:25:07 | Weblog
  
 ハドソン「はるかな国 とおい昔」
 思い出の少女のひとりに。

 リベラータ…自由?


 わたしの歌は、ほとんど題詠のようなもの。

 実景を詠うのは季節と時間の情景ぐらいか。


 げんじつの人恋などは、直接の歌材にしない。

 けれど、愛や性も詠う。プラトニスムも。etc……。

 芸術表現のなかで、自然の情を抑圧したり、無理に退けるのは不健康と思う。
 もちろん節制は必要だけれど。

 


 暮れつかた、大気がしいんとひそまってくると、しぜんに歌が昇るような気がする。

 それは明け方も。


 昼と夜のさかいめの時間。

 時のはざまの波打ち際。








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淡青はひかりに添うて微笑みぬ眸(め)のなかへ春の蕾佇(た)たせて

2008-02-04 12:11:30 | Weblog


 空と光のいろに。

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朝ぼらけ晶(すず)しき音のしたたりて春立ちのぼる雪消(ゆきげ)さざなみ

2008-02-04 10:51:44 | Weblog


 明るい立春の朝に。

 このところ何度か書いてきた式子内親王の「雪の玉水」から


 
 空に満ちる陽射し、雲もみえない。さんさんと耀く。

 地面の雪がおひさまを照り返して、まぶしい。


 眼をつぶると、瞼のなかに、光の波紋がひろがる。


 それからベランダにしたたる雪融けの音。

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