市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

恋ほしきは夜風の名残り詩羽(うたばね)をひらく睫毛に墓標灯して

2008-02-18 20:42:33 | Weblog



 浜田到さん「架橋」に。


    ふとわれの掌さへ取り落とす如き夕刻に高き架橋をわたりはじめぬ

 




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風信子(ひやしんす)春は熟れざるつめたさを湛へて香る血は熱きものを

2008-02-18 17:22:13 | Weblog

 ヒヤシンスに寄せて。

 







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噴水(ふきあげ)にめぐる光をかきやりし髪に吸ふごと恋ひせしか君

2008-02-18 08:01:42 | Weblog

 黒髪のみだれも知らずうち伏せばまづかきやりし人ぞ恋ひしき

                          和泉式部の歌から










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