雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

Euchari(えうかり)よ葉風さゆらぐいにしへより祈りの音色は変らぬものか

2008-02-27 22:20:07 | Weblog

 Eucharistia…えうかりすちあ。聖体のこと。舌を噛みそう。


 この言葉を聞くたびに、わたしはコアラを連想してしまう。えうかり、がユーカリの木に発音が似ているから。

 小羊とおなじように、コアラも無防備でやさしいし。

 神の子羊は、神のコアラでもいいのかも、などなど。

 連想は、べつに罪にはならないと思う。


 今日見つけた興味深い言葉がもうひとつある。

    
    自然の要素が、それぞれの関係を変えるのは
    
    竪琴の絃がそれぞれの調べを変えるのに似ている。

    しかし音色そのものは、常に同じである。
 
    こんことは過去の出来事に照らしてあきらかだ。


                    智恵の諸19-18


   週末、お三味線を奏でるので、ふと目にとまったのかもしれない。。
   チェロよりも、こちらはひとつづつの音色をだいじにしたいと思っている。

   音数を減らして、したたるように。


   ひとの言葉も同じだろう。
   言葉が変わっても、その声にこもる響き、音色は……情感の彩りはおなじなのではないかしら。

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三叉路に魚昇りくる髪編めばなまなまと脚が攀(よ)ぢて光れる

2008-02-27 17:49:44 | Weblog


 ウォーターハウスの人魚に。

 春雨の気配は、冬よりも重い気がする。


 いろいろな生き物の匂いがまじるから。

 髪もこころなしか、しっとりする。編もうとしたら、ゆびにまつわる。




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桜あさの横雲なびく夢も見ぬに陽はつぶらかにぬくもれること

2008-02-27 09:49:52 | Weblog

       春の夜の夢の浮橋途絶えして峰に分かるる横雲のそら
 
                             藤原定家より

 
 
 桜にはまだずっと早いのに、今朝の雲はほんのり桜色に見えた。

 
 夢らしいゆめも見ないのに、雨上がりのきれいな空に、夢の浮橋めいた横雲。

 春らしい雲がたなびく朝に。



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