市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

夜櫛(よぐし)梳(と)く匂ひつのりていっぴきの猫ねむらせる藻とぞなりぬる

2008-02-04 23:41:31 | Weblog
 夜櫛……眠る前に髪を梳かしながらふと。

 あらためて。






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4 コメント

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黒髪 (salamanca)
2008-02-05 00:35:46
その子二十櫛に流るる黒髪のおごりの春の美しきかな (与謝野晶子)

つい、この歌を思い出しました。

雪香様の長い黒髪に、柔らかな子猫ちゃんが添い寝をする姿を想像しています。

そういえば、熊本大学がある住所は、「熊本市黒髪」って言うんですよ。

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猫舌DEMEL (雪香)
2008-02-05 08:06:37

 これは、昔飼っていた猫の思い出。彼女はわたしの髪がほんとうにすきで、高校時代、髪をとかしていると、よくじゃれついてきて……。

 自分は猫シャンプーきらいなのに、わたしが髪を乾かしていると、夢中になって髪を咬んだり追っかけたりしてました。

 でも、じつは、沙羅さんのブログのDEMELが発想のモトかも。

 与謝野晶子さんの歌、あなうつくし(苦笑

 黒髪、という地名はすてきですね。なにか伝説でもあるのかな?

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黒髪 (salamanca)
2008-02-05 22:40:40
そういえば、なんでこういう名称なのかしら。。。
佐賀県黒髪少年自然の家っていうところもあるし。

ありました!
“クロカミも山名に多く、佐賀県有田町(アリタチョウ)北東部に黒髪山(クロカミヤマ)があり、栃木県日光(ニッコウ)の男体山(ナンタイサン)や群馬県の相馬山(ソウマサン)も一名を黒髪山といって、いずれも山岳修験の霊地である。里からすぐに望見され、稲作農耕にとって重要な水源地にあたるこれらの山々は古くから信仰の対象であった。クロカミはクラオカミの訛ったもので、雨水神として有名な闇龗(くらおかみ)の守る山とする説が有力。修験道の主要な活動の一つに請雨の呪法もあった。熊本県熊本市のほぼ中央部に位置する立田山(タツダヤマ、152メートル)は、自然豊かな丘陵地として市民に親しまれている。同山の西麓から南麓に位置する黒髪地区がある。明治22年(1889)にそれまでの宇留毛村(ウルゲムラ)・下立田村(シモタツダムラ)・坪井村(ツボイムラ)の3村が合併して飽田郡(アキタグン)黒髪村が誕生したことが始まりで、村名は立田山の古名=黒髪山に由来するという。もちろん古名の黒髪山は闇龗に通じる名称であろう。熊本市の「立田山憩の森」のホームページによると、『立田山(龍田山)は、その昔は濃い緑に覆われていたため黒髪山と呼ばれていましたが、平安時代の歌人清原元輔が国司として肥後へ赴任したとき、この山の姿に奈良の龍田の里をしのんで、名前を改めたといわれます。”
長くてすみません。。。
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クラオカミ (雪香)
2008-02-06 10:25:30
 
 長い検索ありがとうございます。
 
 民俗学はおもしろいですね。語源と意味とが、思いがけないところで、語呂あわせみたいに呼応して。

 クラオカミって、字面からしてコワソウで、霊威ありげな感じ。雨の神、水神、ということは蛇体神でもあるんでしょう。

 髪には神霊の力がこもる、という信仰もありますから、黒髪という地名、ダイレクトに民間信仰につながるんでしょうね~。

 龍田山、龍田姫、紅葉狩りのうつくしい鬼女。

 幻想がひろがります

 
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