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時悠人chosan流処世術

★平和:理想と現実

2017-08-28 09:45:35 | 日記・エッセイ・コラム
 稲田前防衛大臣が辞任した原因は、色々、取りざたされたが、「日報隠し」問題は、昨年、成立した安全保障関連法と無縁ではないことだけは、明らかだ。

 法律成立後、最初に適用された南スーダンでの自衛隊の日報に記された「戦闘」の二文字が、法律に抵触すればどうなるかを考えれば、個人の責任問題で片づけることはできない。

 ついては、日本を取り巻く防衛上の問題は、年々、緊張の度を増しており、防衛予算も拡大の一途。平和を守るためには、「軍備強化=抑止力」以外に方策が無いとすれば、平和のために戦争を辞さない図式になる。

 選挙権年齢を引き下げ、次には、民法上の成人年齢の引き下げ案が俎上にのぼる。当然、相応の責任も求められる。

 国防問題は、個人と遠い存在で難解だが、将来にわたり、平穏な生活を送るためには、避けて通れない問題でもある。しかし、今の若者は、ことの重要性を容易に理解するが、「どうやって?」と、訊き返す傾向が強い。

 友達同士で、北朝鮮や中国・韓国との関係をトリガーとして、憲法や日米同盟の在り方を考え、この国の立ち位置を議論する時間が増えることを願う。
★新たな戦争のリスク
 昨年、審議不十分のまま成立した安全保障関連法で、可能になった新たな任務に備える自衛隊の訓練が始まった。 新たな任務とは、「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」。この二つの任務......