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時悠人chosan流処世術

★長崎に原爆投下の日に思う

2017-08-09 08:33:49 | 日記・エッセイ・コラム
 73歳であれば、「末は博士か大臣か」の意味をご存じの筈で、望んでもなれない、数少ない国を動かす権力を持つ立場。

 そんな中にあって、沖縄・北方領土担当大臣は、無欲で正直な珍しい人物と褒めたいところだが、発言内容は、冗談では済まされず、有言実行するか、辞任するかを迫られる。

 ついては、「防衛白書」から写真が消えた稲田前防衛大臣の「日報隠し」疑惑は、新たなダミー誕生の陰に埋もれそうだが、行政府のトップには、表現力ではなく、高い見識が求められる。

 とりわけ、防衛省に関しては、過去にも、機密情報漏洩やトラブルが発生しており、ある新聞のコラムを読み、「日報隠し」とメディア報道のあり方とがダブり、暗澹たる気持ちになった。

 記事を要約すると、72年前の8月6日、広島に原爆が投下されたことを国民が知ったのは、8月8日の朝刊。惨状報道は、9日になってからで、長崎に原爆が投下された当日だった。昭和天皇には、8日の午後になって、外相が報告したとあった。

 国の指導者が、判断を誤ったり、事実を隠ぺいすると、国民の人命に影響する歴史的教訓として、心に留めておきたい。