プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★サラリーマン哀歌

2006-05-16 08:30:05 | 日記・エッセイ・コラム

 「昼食は 妻がセレブで 俺セルフ」。第一生命のサラリーマン川柳の第一位は、殆んどのサラリーマン諸氏がうなずく秀逸な一句だ。 今日も行列に並び、慌しく昼食をすませる姿が目に浮かぶようだ。

 二位の「年金は いらない人が 制度決め」や「2歳だろ トロ ウニ選ぶな 卵食え」など、いずれも風刺が効きすっと頭に入ってきた。 ベスト10の選には漏れたが、「チルドレン きっと来る来る 反抗期」というのも、9月の総裁選を想起させて、私は気に入った。

 ちなみに、昨年の一位は、「オレオレに 亭主と知りつつ 電話切る」。一昨年は、「課長いる? 返ったこたえは 『要りません!』」。毎年、見事な作品に感心させられるが、微妙に変化している時世を見事に掴むセンスに脱帽だ。

 「昼食は 夫セレブで 妻セルフ」になれば、世の男性は心やすらぐのに、川柳にならないところが奥深い。現実は、「汗をかく 夫は会社で 妻はジム」(一位の盗作)。オソマツさま!


★小泉純一郎最大の無駄遣い

2006-05-16 06:28:10 | 日記・エッセイ・コラム

 日本には、東京と京都に迎賓館があるが、その利用実態を調べてみると。

 東京の迎賓館は、昭和49年の開設以来、今日までの接遇回数は253回。年平均10回程度の勘定。建物は、明治42年に東宮御所として日本人の手で建てられた華麗な洋風宮殿で、外国からの賓客をもてなす外交活動の舞台として使用されている。

 一方、京都迎賓館は、平成17年4月に開館したが、地上1階 地下1階建、述べ床面積約1万6千平方メートルの建物で、建設費用は208億円強。池を中心とした日本庭園を配置し、入母屋屋根と数奇屋作りの和風迎賓施設。

 両方の迎賓館は、和洋の違いはあるが、果たして二つの迎賓館が必要かとなると疑問だ。世界に迎賓館を二つも持っている国は皆無。しかも、東京の利用回数を見れば追加施設は全く無駄遣いとしか言いようが無い。年間維持費は、両方合わせてどれ程の金額になるのか?

 建設にいたる経緯は古く、1994年に閣議了解している。しかし、国家財政が危機的状況になった中で、小泉首相は建設に踏み切る愚挙を犯した。聖域無き改革を断行すると宣言した内閣が何故、過去のしがらみに拘ったのか。この一事をもってしても、小泉改革がエセ改革かを窺い知ることが出来る。