プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★羊の国からコンニチワ!③

2006-05-20 09:52:24 | 日記・エッセイ・コラム

 NZLのゲストは、日本滞在も2週間を過ぎると、箸の使い方も不器用な日本人よりもはるかに上手くなった。何よりも嬉しいのは、毎日の食事をすべて平らげてくれることだ。 「日本の食事は何でも美味しい」というのが、彼の率直な感想だが、唯一、馴染めないのが”納豆”。どうも鼻につく独特の臭いがダメの様子。

 さて、車は日本とNZLは同じ左側通行だが、向こうでは、右折車が左折車に優先する点が日本と違う。また、日本人の多くは発進時に便利なように、車庫入れや駐車枠にバックして車をとめるが、NZL人は殆んどの人が頭から突っ込むそうだ。私が車をバックさせる度に、心配そうに「後ろが見える?」かと、後部座席の大きな身体をシートに沈めていた。

 また、雨が降りそうだから傘を持って出かけようとすると、傘はささないという。少々の雨なら濡れてもOK。お腹さえ冷やさなければ大丈夫といって笑う。そういえば、外出中、雨が降り出したので洗濯物を取り込むために、一旦帰宅しようとすると、放っておけば乾くから大丈夫だと、これまたおおらかだ。何事も自然流でコセコセしていない人間性が羨ましくもあった。

 自然を愛し、マイペースで自分の生活を楽しむ民族のようだが、買い物した品物を車内に置いて別の店に入ろうとすると、「持っていかなくて良いのか?」と急に不安気な顔になった。やはり、治安面では日本の方がまだまだ安心出来るようである。