プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

●スポーツ界もいろいろ

2005-09-26 09:18:18 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日のスポーツ界は、ビッグニュースのオンパレード。大相撲では、朝昇龍の6連覇と琴欧州の活躍。ゴルフ界では、宮里・諸見里がアメリカで活躍し、日本では横峯が今期2勝目をあげた。

 プロ野球の楽天監督解任のニュースも同情を誘った。去年の新チーム参入騒動の経過を知るだけに、非情に映るが、短期間で成果を出すべしとのデジタル思考に基づく球団経営なのかと思ったり。ライブドアが仙台に球団を実現していたとしたら、楽天と同じようになっていたのだろうかと、愚かな「もしれば」仮説を詮索してみたり。

 さて、私の興味をひいたのは、ベルリンマラソンで野口みずきが日本最高記録を達成したニュース。「2時間19分12秒」は、マラソンを経験した者なら、驚異的なタイムだと察しがつくが、何よりも敬服するのは、「月間1200km」の走り込みをしたという精神力だ。

 市民ランナーが、フルマラソンを5時間で完走する目安は、通常、月間150~200kmの走りこみだ。私のような低レベルのファンラン派でも、フルマラソンを目指す時には、数ヶ月かけてトレーニングを積むが、月間走行距離は200Kがせい一杯。気力が続かないのだ。去年のアテネ五輪後の初レースで、注目を浴びての記録達成だけに賞賛に値すると素直に喜んでいる。

 ただ、トラック競技と異なり、コース条件が区々のロードレースでは、「新記録」ではなく、「最高記録」と言うのが正確。新記録の方が響きが良いので、定義をわきまえた上で報道しているのであれば異論はないのだが。⇒この表現は誤りで、2004年以降、「新記録」として統一されたそうです。お詫びして訂正します(chosan)。投稿者に感謝。


●報道のポリシー

2005-09-24 11:03:41 | 日記・エッセイ・コラム
 NHKの定時ニュースで、「カトリーナに続き、”リタ”が上陸する危険性がある」と、トップで報じたのには驚いた。台風17号が日本に接近中のニュースよりも優先的な扱いだ。民放も含め、連日、アメリカのハリケーンに関する報道にかなりの時間をさいている。報道することに異論がある訳ではない。ただ、国内のニュースとの比較で、違和感を感じてしまう。

 今年、日本列島を襲った台風や地震の被害・復興状況は、国民にとって、アメリカのニュースよりも身近で関心があるところだ。個人的にも、被害地域の住民の生活環境が、その後、どれだけ整備されたのか知りたい。ましてや、被災地では農作物や果物の収穫期を迎えており、被害状況によっては市場価格にも多大な影響を及ぼす社会的ニュースだ。

 ニュース報道の基本は、話題性・迅速性・正確性だから、新しいニュースを取り上げるのは当然だ。だが、話題性を追求するあまり、大切な何かを置き去りにしている風潮がないだろうか。国内の身近な事象で、国民生活に直結する色々なニュースを一過性で終わらせて欲しくないと、願う。


●健康に老いる②鉄人万歳

2005-09-19 14:20:28 | スポーツ
 2005年10月9日、ハワイで開催される「ITUエイジグループ・トライアスロン世界選手権ホノルル大会」の日本代表メンバー12人(男7、女5)が発表された。その男子50~54歳の部に石川県から城戸勉選手が選ばれた。

 彼は、私がランニングの師と仰ぐアイアンマンだが、30数歳からトライアスロンに挑戦し始めたはずなので、競技歴はまだ10数年で達成した快挙だ。ご本人は、代表に選ばれてもいたって謙虚だが、ホノルル大会に参加することはトライアスリート共通のビッグドリーム。
石川県トライアスロン協会にとっては、歴史的なニュースになる。 

 彼と会社で知り合ったのは、ちょうど20年前の1985年。NTT中国硬式野球部(ノンプロ)出身で北陸へ転勤してきた1年後だった。亜細亜大学野球部在籍中、元巨人軍で活躍した角投手とバッテリーを組むキャプテンでもあった。「世が世であれば多摩川のグラウンドで角とキャッチボールしていたかもしれませんよ」と言うのが、酒の席での当時の口癖。東都大学野球名門チームのキャプテンをつとめていただけあって、人の心の機微を読むのがうまく、職場のムードメーカーだった。

 トライアスロン競技と出会って、彼のライフスタイルは一変した。健康生活の模範生で、かつての酒豪振りを知る者には別人の感さえする。一つことに集中する姿勢を見習いたいと常々、感心している。
サラリーマン生活を送りながら、高い目標に向けてモチベーションを維持し続ける気力に敬意を払うとともに、大舞台での活躍を心から願い、エールを送りたい。


●健康に老いる①健康長寿

2005-09-19 10:14:48 | 日記・エッセイ・コラム
 今日は「敬老の日」。総務省がまとめた9月15日現在の推計値によると、総人口1億2,765万人に占める高齢者(65歳以上)人口は20%(2,556万人)で、世界で最も高い水準。この割合は、今後も伸び続け、10年後には26%に達する見込みという。

 人の介助や薬要らずの長寿化は、多いに喜ぶべきことだ。実際、中高年層の登山やウオーキングの普及は、健康に対する関心が高いことを示しているし、病院等での健康セミナーも盛況のようだ。反面、複雑な問題も含んでいるようだが、折角の「敬老の日」なので、元気に活躍している方々の姿をご紹介したい。

 9月18日、金沢市内を流れる犀川河川敷で開催された「第24回健民トリムマラソン」大会。順位やタイムを競うのでなく、健康のために汗を流すのを目的としたイベントだ。金沢中央走ろう会主管の手作り大会で、毎年200人前後のランナーが参加する。3・5・10・20kmの4部門に分かれ、一斉スタートするのも珍しいが、当日エントリーできるのも嬉しい。

 この大会の特徴は、3キロや5キロよりも、10・20kmの部の参加者が多く、しかも、高齢者の比率が高い点だ。ちなみに、総参加者208人中、143人が10&20キロ部門に集中。65歳以上参加者は35人だったが、そのうち20人が10・20kmにエントリーし、3キロの部は、わずか2人だった。最高齢者が84歳で10kmを完走。20kmの部でも75歳の男性が私よりも早くゴールした。

 恥ずかしながら、私は暑さ(30度超)に堪らず13キロ地点でリタイアしてしまったのだ。5人に1人が高齢者の時代。元気にさわやかな汗を流す健康長寿者が増えることは多いに歓迎すべきこと。私もその予備軍(現在62歳)として、楽しく健康に老いたいと願っている。



●無常

2005-09-16 09:32:31 | 日記・エッセイ・コラム
 この1ヶ月程の間、選挙に関することばかりが頭から離れなかった。選挙後も、これからの日本はどうなって行くんだろうとの不安が残っているが、大勢の国民が小泉政権を選択した以上、改革の進展を静観し、政治の批判は慎しむことに決めた。

 この間、たかが1老人の独り言でしかなかったが、思うところを書かせてもらった。以前なら、自分の意見を大勢の人に発信するツールが無かっただけに、ブログの威力は凄いと感じた日々でもあった。

 何よりも嬉しかったのは、この一ヶ月間で、色んな意見が寄せられ、毎日、新鮮な刺激を受けることができたことだ。
 「そうか、こんな見方もあるんだ」と思わず感心したり、「それは違うんじゃない」と、反論したくなったり。いずれにせよ、頂戴した意見には返事を出すことにしているのだが、残念なのは名宛て不明な人が多すぎることだ。批判的な意見であれ、意見交換することで、お互いに価値観を向上させていくことが大切なのに、一方的な非難めいたメールは如何なものかと思う。

 ブログ術は初心者レベルなので、TBやコメント機能を駆使しきれないでいるが、ブログ人口も300万人近くに増大し、今後ますます普及すると予想されるだけに、それなりの利用マナーを守りたいものだ。