★W杯サッカー：差は差！

　w杯サッカーの日本代表チームは、ベルギー圧勝との予想を覆して善戦した。西野監督は、世界との差はわずかと答えたが、その「わずか」が大きい。

　対ポーランド戦で、セオリーを無視し、ボール回しの作戦に徹した西野監督には、「最少失点に食い止めておけば」との計算が合ったはず。

　得点し難い競技では、失点を少なくすることが勝敗を分ける。PK戦に持ち込めば、スター選手の方が、心理的なプレッシャーが強く、外す確率が高いからだ。

　世界ランク70位のロシアが、スペインに勝ったのも、猛攻を１点に押さえ、サポーターの声援が力になるPK戦に持ち込めた点にあると思う。

　日本は、ベルギーから2点をもぎとったと称賛する声に対し、逆に3点とられた脆さを指摘しておきたい。