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時悠人chosan流処世術

★私学助成金の怪

2018-07-23 08:57:22 | 日記・エッセイ・コラム
 競技上のルール違反なら、論評に値しないと思っていた「日大アメフト」問題だが、大学のガバナンスや行政の関与の仕方にまで及ぶと看過できない。

 系列小中学校を含む日大への私学助成金は、総額150億円以上。特区構想で、安倍総理の関与疑惑が消えない加計学園にいたっては、グループ総額で、288億円以上に達する。

 また、逮捕者まで出た東京医科大問題は、裏口入学と私立大学支援事業を巡っての事件。

 そこで、政府の助成金や支援事業の実態を調べてみたが、複雑怪奇で、全体像を把握できなかった。沿革的には、1975年公布、翌年施行の私立学校振興助成法を根拠にしているが、憲法違反との意見も根強い。

 ついては、安倍総理が執念を燃やす憲法改正は、9条問題に矮小化せず、この国の現在と未来のあり方とをベースに議論していく姿勢を求めたい。

 そのためにも、不透明な問題に蓋をかぶせるような姑息な改正案ではなく、国の将来構想を明確に打ち出し、時間をかけて、国民レベルでの議論を展開する謙虚さを求めたい。