プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★タヌキとキツネの同床異夢

2018-04-26 09:11:21 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、自民党の森山国対委員長が、「不信任案が提出されれば、解散するのも内閣の選択肢」と発言した一方で、二階幹事長は、「幹事長の知らない解散なんか世の中にあるわけない」と吐き捨てた。

 一見、空転する国会運営を巡る立場の違いのように映るが、安倍政権の迷走振りを如実に露呈した。

 しかし、昨日、かつて「疑惑の総合商社」と罵倒された某氏が、安倍総理と面会し、「あらゆる選択肢」発言を持ち出し、存在感を誇示した。

 永田町には、私の常識では理解できない魑魅魍魎が巣くい、タヌキとキツネが、下手な申し合わせ芝居を演じているようだ。

 一か月前、私は、「安倍総理は、さらに内閣支持率が低下しても、辞任しないし、解散総選挙にも打って出ない。そして、秋の総裁選までに起死回生策を模索しつつ、逆風が収まれば出馬し、収束しなければ断念すると予想している。」と書いた。

 解散の大義はないし、支持率からして議席を減らすと思ったからだが、野党の現状を勘案すると、外れる公算すら出て来た。もはや、楽隠居が口出しできる時代ではないと自嘲している。