プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★老人の見識

2018-04-03 09:04:29 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日のお昼前、コーヒーを飲みたくなって、マーケットのラウンジに立ち寄ったら、高齢の男性同士の会話が飛び込んできた。

 「わしゃ、80にもなって、旅行一つ行けん。政府が、この金で旅行にでも行ってくれと言わんかな」と言うのを受けて、もう一人が「政治が悪いんじゃ、自分らばっかり懐に入れて」と相槌を打った。

 「そうや、そうや。政治が貧しいんや、、、」と、政治のせいにする会話が耳障りで、「あんたらみたいな強欲な年寄りがいるから、政治が貧しくなるんや」と、言いたくなった。

 80歳まで、長生き出来たのは、この国の社会保障制度のおかげのはずで、財政圧迫の要因にもなっていることを分からない年齢ではあるまい。

 加齢とともに、生活圏や行動範囲が狭くなるのが道理で、「分相応」の生活をわきまえる見識が必要だ。平成の姥捨て山を検討したらどうかと、悲しい思いでその場を後にした。