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★だんだら遊び

2017-12-23 09:20:27 | 日記・エッセイ・コラム
 ローカル新聞の「段駄羅(だんだら)」遊びの記事を読んで、知らないことの多さに恥じ入った。

 「段駄羅」は、江戸時代に能登輪島で、漆塗り職人を中心に流行した「五七五の短詩型文芸」で、言葉の二重構造を楽しむもので、復活の兆しがあるようだ。

 形式は、俳句や川柳と同じ五七五で、中の七音に二つの意味を持たせて、詠むもじり句と言える。

 例句として、「呼び出され 至急出る家(四球で塁へ)ゆっくりと」は、 野球ファンならガッテンの名句。「甘党は 羊羹が得手(よう考えて) 置く碁石」は、辛党の碁仇の作?

 「夜学生 両立苦労(料理作ろう) 君のため」などは、涙ぐましい。また、「お年寄り 超高齢化(兆候、冷夏) エルニーニョ」は、現代の風刺で傑作だ。

 輪島市では、商工団体が中心になり、「だんだら遊び」復活の取り組みを始めたが、貴重な伝統を守り抜くことで、経済の活性化につながれば素晴らしい。

 私も一句と思ったが、結構難しく、ギブ・アップ寸前で、ふと、相撲協会のだらしなさを思い浮かべた。「届かない 高嶺の花に 木を使い(貴乃花に 気を使い)」。二の句が字足らずでオソマツさま。