プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★加齢と健康の葛藤

2008-04-20 11:21:48 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は「健勝マラソン日本海大会」が開催される。参加するならとっくに出発している時間なのに、早朝ジョグを中断しているうちに朝起きるのが億劫になり、町内の清掃活動の集合時間(午前7時)に遅刻するありさまだった。

 習慣とはおそろしいものだ。と同時に、色々な活動面で微妙だが確実に加齢による変化が生じていることに驚かされる。何十年間も酷使してきた体には、多少の歪みが生じても何ら不思議はないのだが、常に満足な機能を期待してしまう。分相応というのは、運動レベルにもいえるはずなのに、頑なに認めようとせず、つい無理をしてしまう。そこがスポーツの面白みでもある。

 私のコーチ役にあたる二人のトライアスリートも故障続きで最近は満足な結果が出せないでいる。一人は、入退院を繰り返し、ここ2年間レースから遠ざかっている。3年前にはエイジ別トライアスロンの日本代表にもなっただけに無念さも人一倍に違いない。もう一人は、低迷期を脱し、今日の健勝マラソンに出ている。最近、納得出来る結果が出ないと不満顔だが、同年齢の私から見れば足元にも及ばない高レベルのタイムだ。

 加齢による体力の衰えを実感しつつ、それを克服しようと懸命に努力する姿勢の中に真の健康管理の理念が存在するのであって、政策的にメタボ対策を実施するのは実にナンセンスだ。長期的観点から総医療費の削減を目指すなら、病院に通わずにすんだ健康優等生に保険料を還付する方がはるかに有効だと思うのだが。