プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★小さなコミュニティの悩み

2006-04-18 08:58:46 | 日記・エッセイ・コラム

「小さな政府」を志向する政府には、国民大衆の目線に立って細やかな行政サービスを実行するとの思いがあるに違いない。ところが、私の目には、全く異なる政策を具現化しようとしているとしか映らない。

 今までに何度も述べたが、行政機関の中央から地方組織までのタスク・フローを洗い出し、重複や無駄な部分を排除する努力をしない限り、右のものを左に、或いは上のものを下に移しかえるだけでしかない。いわゆるぶん投げである。

 この思想が末端の町内会組織にまで蔓延しているのが現実だ。一例をあげると、国の広報を県で受けコピー版を作成、市で取り次ぎ、最後は校下・町内会へとおりて来る。多段階方式の情報伝達である。結果として、町内の回覧板には発出元が異なる重複した情報が氾濫することになる。このほかに、それぞれの行政組織がweb上で情報公開している。 

 T時代には、情報の受け手側でその価値を見極める必要があるが、発出元で錯綜する情報を交通整理してくれれば、必要かつ不可欠な情報だけが流通するのだが。この間の情報伝達に要する時間と費用を考えただけでも気が遠くなる。