日本は、実証研究をもとにしたリアルヒストリーにかじを切っている。慰安婦問題では暴力によって無理やり女性を強制連行したなどと嘘の証言が、現代史家の調査などで否定された。一面的に日本を悪く描く「自虐史観」を見直す動きも進められてきた。学校現場を支配していた日教組の力が和らぎ、昔の東大、京大などのリベラルやマルクス主義者の影響が弱くなって、健全な日本史が学校や大学で教えられるようになっている。まだ足りない面はあるが、日本のまともな歴史家の取り組みは世界の模範にもなると思う。 . . . 本文を読む
世界歴史の中でも類まれな大宰相といわれた耶律楚材(やりつそざい)という蒙古の大宰相がある。50幾歳のジンギスカンが20そこそこの耶律楚材に一見して惚れこんだという大人物である。蒙古建国はほとんどこの人に依った。あの剽悍な蒙古の君臣を30年にわたってしっかりと把握して指導した人だ。 . . . 本文を読む