『向日葵の咲かない夏』は読んだ。あまりいい印象が無かったので、『ソロモンの犬』はスルーした。その後、直木賞受賞。今回、この本を手にとった。「ど派手なペテン、仕掛けてやろうぜ!!」という帯に引かれて。詐欺師が主役のコン・ゲーム。HERON BULLFINCHと鳥の名前の章はCROW まで。銀行での場面から始まる。ヤミ金に追い込まれ、その手先となり、今は詐欺師の武沢。イルカ顔のテツが相棒。そこにまひろという少女。さらにチームが加わっていく。復讐劇に向けて進む。それぞれのキャラがいい味を出し、うまく、うまくはめられていく。あっと驚く大転換に最後がまたほおおお。☆☆☆☆ほ。
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