主人公はレスリングの元オリンピック強化選手にして新米の弁護士杉浦小麦。仕事が無く、楽な事件の国選弁護人を引き受けたつもりが、えらいことにはまり込んでいく。同僚を殴打、被害者と目撃者の証言で加害者の同僚は速やかに逮捕。そして罪を認めており、すんなり行く筈が、そこに大きな罠が隠されていた。法律に従うか、良心に従うか。そこで新米が踏ん張る訳ですが、小麦のキャラクターはまあまあ面白い。悪役が強烈。脇役が少々登場が少ないがこれまた魅力的。この本、1.5倍の分量で書いてくれたらもっと面白くなりそうな気がするのですが。☆☆☆ほ。
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