カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『黒と白のはざま』ロバート・ペイリー 小学館文庫

2020-10-05 22:44:51 | 洋物
 もとアラバマ大ロースクール教授にして弁護士のトーマス・ジャクソン・マクマートリーのシリーズ第二作。アラバマ大では伝説のアメフトコーチ、ブライアントのもとでプレイした。前作を読んで待ち遠しいと切望の次作ということ。KKKの発祥地というテネシー州プラスキ。そこに教え子でフットボールプレイヤーで、前作でトムを助けたボーセフィス(ボー)・ヘインズが弁護士を営んでいた。ボーは5歳の時にKKKによって父を殺されていた。KKKの一人がプラスキの有力者アンディ。父の命日に酒場でアンディに会ったボー。そこから事件が始まる。殺人事件の被告となったボー。トムは教え子のリックとともに助けに駆け付ける。南部という所、人種の問題、その闇の部分。ということなのだけれど、ミステリーとして、法廷物として、少々難あり。期待外れ。既に4作まで出ているといい、第3作では第1作の伏線も回収とのこと。こちらを待つのかな。☆☆☆ほ。


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