取り敢えず地番がわかったので、ネットで建物の登記簿を取ってみた。(土地の登記簿も請求したが、「登記処理中」として取ることができなかった。)
数日周囲の方に聞きこみして、ある程度予想はしていた通り、「相続人不存在」と登記してあった。
この家の元持ち主Aさんは、ご両親が亡くなったあと相続し、一人暮らしの一人息子さんで、昨年お亡くなりになったそうだ。
その後、誰も相続する人がいなかったのか、いてもその権利を放棄したのかはわからないが。
と言うことは、誰と「貸して下さい」などの交渉したらいいか、登記簿上はいない、わからないということだ。
取り敢えず法務局へ。付近の公図を取り、相談してみたところ、少なくとも「不存在」の登記をした(おそらく)身内の方がいるはずだから、その人を探して聞いてみたらいい、と助言していただいた。
いったん帰宅し、生協を受け取って、意を決して(先日御近所の方に教えていただいた)親戚と言う方に、直接お話を聞きに行くことにした。
ここであいまいに諦めるよりは、結果ダメでも早く真実を知った方がいいと思った。
その親戚の方は、Aさん宅の近くのKさん。すぐにお話を聞いてもらえた。Aさんとはいとこ同士ということだった。
やはり、現在司法書士に頼んで、一括相続の手続き中らしい。
そういうわけで、今すぐ家を貸すとかどうするとかはできないけれど、農地の方は管理していただけるなら、すぐにでも貸してもいいですよという感じだった。ただ、猿やいのししなどが荒らすので、電気柵とか設置しないと無理かもということだった。
Kさん自身もたくさん田んぼを持っていて、とっても手が回らないそうだ。シルバー人材センターに草刈りの管理を頼もうと、見積もってもらったら年間24万円だったそうだ。
住むとこが無いとなると、農地だけ借りてここから通うか、いきなりあれだけの面積は無理だから、一部を借りるとこから始めるか、そんな都合の良い話でいいのか、もうしばらく考えてみたいと思う。
本当は引っ越しもしたいのだけどね。
それがしばらく無理でも農業がしたいのか、自分と今後よく話し合ってみようと思っている。