カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

出会い

2007-01-10 23:52:29 | ひきこもり・不登校

年末に知った木更津の親の会へうかがってきました。

不登校の中学生の親御さんが4人も。

皆さんこんな僕の話を興味津々で聞いて下さいました。


それまで自慢の息子だった(であろう)自分が引きこもり出して、初めて家の恥のように扱われたとき、自分の両親の愛情が、僕には条件付きの愛だったとしかしか思えなかったという話には、いくばくかの違和感を抱いた方もおられたようでした。


「でもうまく伝わらなかったかも知れないけれど、お母様もお母様なりに○○さんに(僕)に愛情を持っていたんだと思うわ」


この話をすると、よくこういう言い方をされる。


そう、彼女(母親)なりに僕には関心(僕の求める愛情とはちょっと違うかな)を持っていた。

けれど僕にとっては、母親が本当のところはどう思っていたかではなく、僕がどう感じてきたかだけが問題で、僕にとっては苦しかった、それだけなのだ。

子どもはけなげな生き物である。
今日お会いした方たちのお話の中にも、自分のためというよりは家のため、家族のためにぎりぎりまで頑張って息切れたかのような子どもさんがおられた。

狭い価値観に閉じこめず、本当の意味で子どもをそれぞれの感性に応じてのびのびと成長させてあげたいね。

今度木更津方面で、不登校やひきこもりの当事者だけの交流会のようなものを開催できたらいいねという構想が出てきた。
来月も是非と言われてうれしい限りでした。


でも・・・他人に自分のことを語るのは何度やっても難しい。

話の先に言いたいメッセージのようなものが見えて話し出すのだけど、話しているうちに、そこへたどりつくまでの経過などを話したくなってそちらへ脱線しているうちに、最初のメッセージを忘れてしまい、「あれ、何を言おうとしてたんだっけな?」と頭が真っ白になる瞬間が今日は二度ほどあった。

お疲れさま。新しい出会いに感謝です。

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