団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

健康問題 万歩計

2007年05月23日 | Weblog

 私は40歳で糖尿病になった。2週間の糖尿病と一生共生するための教育入院をした。プログラムが始まって2日目の夜、同室のTさんが荷物をまとめ「酒の飲めねえ人生なんて、こっちからオサラバしてやるよ」と出て行った。その夜残った7人の男達はだれひとり、口をきかなかった。

 翌日、人工透析を受けている患者の体験談、糖尿病による足の壊死で足の指を一部切断した患者の体験談が続いた。だんだん皆真剣になってきた。午後の一万歩の早歩きにも力がはいった。毎日プールで1000メートル泳いだ。この教育入院の2週間で私は体重を8キロ減量した。退院後家に帰った私を見た妻は、別人と思ったという。 

 以後万歩計をつけて一日1万歩を目標にしている。日記帳に毎日の歩いた歩数を記録している。どうしても歩数が足りない日は、ベランダに置いたトランポリンで300回跳ねている。あとは炭水化物ダイエットを夜だけしている。炭水化物ダイエットといえば、さんまのからくりテレビの替え歌コーナーに出てきた猛牛むすめが「炭水化物ダイエットをして、毎食炭水化物ばかり食べて3キロ太りました」には笑った。本来炭水化物ダイエットは、炭水化物をひかえるダイエット法なのだから。一万歩、トランポリン、炭水化物ダイエットのおかげか、体重は64キロから67キロを行ったり来たりしている。糖尿病も血糖値が140近辺にコントロールされている。ただ合併症の影響で狭心症になり心臓バイパス手術を5年前に受けた。 

 歩いていると車に乗って通り過ぎていた街も違って見える。妻も歩けるときは同行する。家では話さないことも自然に話題になり、話し合いも進み、家に着く前に二人が合意することも多い。最近はデジタルカメラを持ち歩いて、メモをとるように風景を撮っている。歩くようになって便通がよくなった。働いていた時は、慢性の便秘に悩まされたが、今はそれが嘘のように気持ちよく排便できている。 

 教育入院で講師の内科医が「病気に突然なることはありません。原因がある時間続くことで発症します。もう糖尿病は治りません。仲良く一緒に生きていくしかありません。あれも食べてはいけない、これも食べれないの生活はストレスになります。10日に一度は不良して、糖尿病に悪い食べ物を食べ、運動を多めにしてください」私はこれを忠実に実行している。 歩きましょう、万歩計と共に!

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