団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

辞世問題 天国への引越し準備②写真の整理

2007年05月28日 | Weblog

 友人の引越しを手伝った。大きな一軒家からバリアフリーの集合住宅へ移る。家屋の面積は三分の一になる。94歳で死んだ彼の父親は、内務省の役人だった。膨大な資料、日記、アルバムに友人はどうしていいものか悩んだ。8畳の部屋は、壁3面3段の棚にダンボールの箱で埋まっていた。彼にしてみれば、亡き父の一生涯の業績と足跡であり、むやみやたらと処分できるものではない。

 そこで私は提案した。私が自分の写真をパソコンとスキャナー(キャノン CanoScan9950F)を使ってDVDにしたことを話した。その実物を見たいというので、見せた。彼は是非私と同じ方法で写真を整理したいと言った。彼には他にもやることはゴマンとある。ご隠居さん気取りの生活をしている私は、日ごろ、子供、孫、親戚、友人が私を必要とする時、無償で、できる限りの協力をするぞと張り切っている。私が彼の父親の写真を家に持ち帰り、3箇月で約100枚のDVDにした。もちろんいざの時のためにもう1セットを保管用に渡した。彼はそれを長男に渡すと言った。容積にして13X13X20センチの小箱に収まってしまうDVDに、ダンボール10箱はあったアルバム、ばらの写真、フイルムを収録した。友人はその主なDVDを兄弟を集めて鑑賞会をひらいた。そして私は彼らの希望を聞いてコピーを作ってあげた。コピーなんぞはパソコンのお得意中の得意な技である。ダンボール箱の写真、資料などは、ある大学の研究室が引き取ってくれたそうである。

 私は2人の子供の写真や、私と妻が写っていても彼らが受け入れてくれそうな写真を選んでスライドショーの編集をして、すでに渡してある。必要ない写真はシュレッダーにかけている。私達の写真が大学の研究者の資料になるわけがない。気持ちよくさよならしながら切り刻んでいる。原画はしっかり電子脳に記録されている。今大切に残こしているアルバムは、私達夫婦の結婚式のものと私達二人がそれぞれ子供時代の3冊だけだ。これはどちらかが死んだら、一緒にあの世に先にもって行く約束をしてある。それにしても便利で、ご隠居仕事に役立つ道具、機械の多い、結構なご時世である。

                                           

 

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